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FA戦線「ヤンキース崩壊」の兆候に大谷翔平ニンマリ…ドジャースは “史上最強の打線” で「V2」の可能性見えてきた!
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.05 15:59 最終更新日:2024.11.05 15:59
「まず無能な監督をクビにして、年俸40億円以上もらっても打てない、守れない外野手に出ていってもらう。そして、メンバーの多くを入れ替える必要があるね」
10月31日(日本時間・以下同)、ワールドシリーズ(WS)第5戦でドジャースに敗れ、目の前で優勝を見せつけられたヤンキースファンは、スタジアムから出てくるなり怒りのコメントを吐き出した。その表情は青ざめてさえいた。
それはそうだろう。試合はアーロン・ジャッジに待望のWS第1号が1回裏に飛び出し、4回を終わって5-0とヤ軍がリード。しかも、投げているのが “現役最強右腕” のゲリット・コールなら、試合はもう、もらったようなものだった。
ところが、5回表にジャッジがイージーな中堅フライを落球し、そこから失策が2つ続く。気がつけばあっという間に同点に追いつかれていた。その後、勝ち越し点をあげるも、8回表に逆転されたヤ軍に試合をひっくり返す余力は残っていなかった。
だからこそ冒頭のファンは怒っていたのだ。無策のアーロン・ブーン監督、そして1本塁打を記録しながら、信じられない落球をしたジャッジに……。
「世界一を逃したのがエラーがらみだったので、試合後のヤ軍のダッグアウトは不穏な空気が流れているようでした。あのジャッジのエラー以降、ヤ軍の来季に暗雲が漂っている印象です」(現地記者)
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というのも、エースのコール投手が11月3日になって、来季以降の契約を破棄したと、メジャーリーグの公式サイト『MLB.com』など複数のメディアが報じているのだ。コールの契約は2028年までだが、契約5年を終えた今オフに契約破棄(オプトアウト)できる権利を持っていたのだ。
「ヤ軍も、残りの4年ぶん1億4400万ドル(約220億円)に1年あたり3600万ドル(約55億円)を追加することでオプトアウトを無効にできるとの情報もありますが、コールが現在34歳ということを考えれば、現実的ではないでしょう。
となれば、ヤ軍は “現役最強右腕” を失うことになります。さらに、今度はヤ軍のほうから、守備の名手で精神的支柱だったアンソニー・リゾのオプション契約を破棄しました。
そして、ヤ軍がもっとも頭を痛めているのが、フアン・ソト外野手のFAです。彼はまだ26と若く、それこそ全30球団が狙っている『最大の目玉』です。すでに本人は『すべてのチームから話を聞くつもりだ』と語っています。
もしコールが契約破棄し、リゾとソトがFA移籍するようなことになれば、ヤ軍はイチからチームを作り直さなければいけなくなるでしょう。
また、ソトに関しては、現在、ド軍移籍が本命視されています。もし彼が右翼に入れば、ムーキー・ベッツを遊撃に戻せますから、本腰を入れて獲りにいくようです。
すると、打順が大谷、ベッツ、ソト、フリーマンと並ぶラインナップとなり、これはおそらくメジャー史上最強の打線と言ってもいいでしょう。そうなれば、V2も自然と見えてくるはずです」(同)
WSが終わってまだ5日だが、V2を目指して動き出したド軍と、チームの骨格が崩れ始めたヤ軍。その状況は大きく違うようだ。
( SmartFLASH )