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大相撲「千代の国」が「入門当初は豪華な食事にビックリ」

スポーツ 投稿日:2018.01.12 16:00FLASH編集部

大相撲「千代の国」が「入門当初は豪華な食事にビックリ」

 

 闘志溢れる取り口で、勝っても負けても場内を沸かせる……。そんな数少ない力士の一人が千代の国だ。1月14日に初日を迎える大相撲初場所(両国国技館)では西前頭七枚目になった。

 

「父が先代(横綱・千代の富士)の大ファンで、小4のとき名古屋場所の宿舎に見学に行ったんです。自分は空手をやっていたんですが、これが『強さ』なんだと思いました。印象に残っているのが豪華な食事。しゃぶしゃぶに鰻、こんなのが毎日出るのかって(笑)」

 

 中学卒業後、2006年に入門。2011年、20歳で十両に昇進し、翌年には新入幕を果たしたが、たび重なる怪我で2015年三月場所には三段目まで番付を下げた。

 

 しかし同場所、三段目優勝を飾ってから幕下で4場所連続勝ち越しで十両復帰。十両では優勝を含む3場所連続勝ち越しで、2016年七月場所、幕内に返り咲いた。

 

 三段目まで番付を下げてからの再入幕は史上3例めという復活劇だった。そして2017年4月、19歳のときから交際を続けてきた愛さんと結婚。

 

「番付を落としているとき、彼女は自分にも何かできることはないかと、ボディケアや料理の資格を取ってサポートしてくれました。感謝しています」

 

 趣味は“治療”だという。

 

「怪我が多かったこともあって、今では大好きになっちゃいました。鍼や整体、いろいろ行きます。痛みがなくなったり軽くなったり、それを感じるのが至福の時ですね。それが、最高のパフォーマンスを引き出すことになるし、奥さんや応援してくれる人に喜んでもらえることになりますから」

 

 目標は三役。同じ部屋の関取衆の存在も刺激になっているという。

 

「自分が新十両を決めてからの1年で、部屋の4人が関取に上がったんですよ。ライバルというか、番付で抜かれたくないという気持ちはあります」

 

 先代の「基礎をしっかりやれ。怪我をしない体を作れ」の言葉を胸に、“九重旋風”を巻き起こす。

 

ちよのくに
1990年7月10日生まれ 三重県出身 183センチ143キロ 初土俵は2006年五月場所。これまでの最高位は東前頭筆頭。イケメン力士としての人気も高い

 

(週刊FLASH 2017年11月21日号)

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