五十嵐圭（44）、Bリーグ最年長も「20歳の選手にも負けたくない。『勝てない』と思ったら引退するとき」

 

　20代のころのようには動けない、それでも――。たくさん失敗した経験があるから、若い人よりできることがある。現役最年長アスリートに聞く「成長し続けられる秘密」とは！？

 

　Bリーグ最年長選手である五十嵐 圭（44）は、2024-25シーズンから新潟アルビレックスBBに移籍した。

 

「レバンガ北海道の折茂武彦社長は、49歳まで現役でした。日本代表で一緒にプレーしたり、個人的な交流もあったりして、先輩の背中を見ているうちに、自分自身もできる限り長く続けたいなと思いながら44歳になったという感じですね。20歳の選手とマッチアップするときもあります。刺激になりますが、それよりも負けたくないという気持ちが強い。『勝てないな』と思ったら、引退するときです」

 

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　新潟は2季連続でリーグ降格を喫し、現在、B3リーグのカテゴリーにいる。

 

「ここ数年、B1の群馬クレインサンダーズで、あまり出場機会をもらえていませんでした。僕にとっては、いいカテゴリーでいいチームにいても、コートに立てずベンチにいるのはプロ選手ではないんです。それよりも、応援してくれる方たちに、僕がコートでプレーする姿を見てもらいたくて移籍しました。チームを立て直す役割もあると思っています」

 

　妻はフジテレビ元アナウンサーの本田朋子さん。

 

「『悔いのないように楽しんでほしい』と応援してくれています。『家族のことも考えてね』と、言われることもありますけどね（苦笑）」

 

いがらしけい
1980年生まれ　新潟県出身　2016年から5シーズン、新潟アルビレックスBBでプレーしてチーム初の地区優勝に貢献。2019年、Bリーグ3pt合計300本、Bリーグ通算2000得点を達成

( 週刊FLASH 2024年12月10日号 )