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Jリーグ最年長・伊東輝悦50歳が引退「ずっと、そのときの自分のやれる『最大限』を」本誌に語った今後

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.03 06:00 最終更新日:2024.12.03 06:00

Jリーグ最年長・伊東輝悦50歳が引退「ずっと、そのときの自分のやれる『最大限』を」本誌に語った今後

「今年に入って『そろそろかな』と」。悔いはないという(写真・越野 遥)

 

 11月24日、サッカー日本代表で、J3アスルクラロ沼津の伊東輝悦(50)が現役ラストマッチを終えた。現役最年長のJリーガーだった。本誌は11月7日、1週間前に引退を発表したばかりの伊東を直撃取材した。

 

「このオーバーオールは、こう見えてアスルクラロ沼津の公式サプライヤーからの提供なんです。今日の取材は、クラブからスーツも提案されたんですけど、即決でこっちを選びました。こういうの好きだし、スーツなんか着るわけねえだろって(笑)」

 

 

 伊東はプロ32年め、J1からJ3まで全カテゴリーで通算561試合に出場した鉄人だった。

 

「あるときから、50歳まで現役でいられたらおもしろいかなと思って続けてきて、今年に入って『そろそろかな』と。もちろん、20代のほうがパフォーマンスはいいんでしょうけど、幸いサッカーは陸上競技とは違って、ポジショニングなど、経験で “ぼかせる” ところがあったんですよね」

 

 1996年のアトランタ五輪一次リーグ初戦で、日本がブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」。その決勝ゴールを決めたのが、伊東だった。

 

「今でも映像が流れるので、忘れようにも忘れられないですね。勝って “やれねえこともねえな” とは思いましたけど、それが自信になったわけではないですね。ずっと、そのときの自分のやれる『最大限』を出せればいいな、ということだけでした」

 

 今後については、「50歳でノープランかよって思われるかもしれないけど、本当に白紙の状態」。

 

 最後に、カメラマンのリクエストでシュートを。揺れるゴールネットを眺める伊東は、オーバーオール姿でも変わらずカッコよかった。

 

いとうてるよし
1974年生まれ 静岡県出身 1993年、清水エスパルスに入団。甲府、長野、秋田を経て2017年から沼津に所属。日本代表は国際Aマッチ27試合出場

( 週刊FLASH 2024年12月10日号 )

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