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大谷翔平も衝撃…ドジャースの “人気者” が「移籍確定」か…メジャー識者も語る「No.2高齢球団」の切実な若返り事情
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.13 10:24 最終更新日:2024.12.13 10:24
12月10日に始まったウインター・ミーティング。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ロッテからポスティングでメジャー移籍を狙う佐々木朗希に関してはことさら口が重かったが、1年間、同じ釜の飯を食った戦友については、つい口を滑らせてしまったようだ。ド軍からFAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手についてだ。
2024年シーズンにシアトル・マリナーズからFA移籍してくると、打撃は勝負強さが際立ち、守備でも強肩かつ正確な送球で何度もピンチを救ってきた。ア・リーグからナ・リーグへの移籍ということで、移籍1年めは対応面で心配された。ところが、154試合の出場で打率.272、33本塁打、99打点と、打撃3部門で前年の成績を上回っている。
また、弾けるような笑顔は周囲を明るくさせ、これまで伝統的になかったホームランセレブレーションでヒマワリの種をまく儀式を定着させるなど、雰囲気づくりでも重要な役割を担っていた。
その人気者の去就がまだ決まっていない。本人は残留が第一希望も、条件面での折り合いがまだついていないようだ。
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そうした現状にロバーツ監督が話した内容は、ショッキングなものだった。テオスカーの代わりを探すのは難しいかと聞かれると、「難しい」と答えた後、「私はテオの大ファン」「彼が戻ってこないのはつらい」と話し始めたのだ。まるで、「ド軍とは新たな契約がない」と認めたような発言だったからだ。
MLBも彼の去就に注目。公式Instagramが11日に更新され、同アカウントではテオスカーのヘルメットのロゴと、ユニホームの胸の部分に「?」を加工した画像をアップしている。
ここまで国内外のファンから愛されているテオスカーの残留は、すんなりと決まらないのか。メジャーリーグ評論家の福島良一氏が解説する。
「ドジャースでは、どうしても大谷やベッツ、フリーマンとMVPトリオが注目されがちですが、特にベッツが骨折で離脱した際、テオスカーが補って余りある活躍したことでチームは地区制覇、そしてワールドチャンピオンになったといっても過言ではありません。
しかも、彼の周りには常に笑顔がある。苦しい時期に明るい雰囲気を作り出す最適な人物です。また、2024年シーズンは打撃、守備において最高の成績を残しています。でも、言い換えれば、この成績が最高であって、年齢的に成績は『落ちていくのでは』とも言われています。彼も32歳になりましたから。
じつは、ド軍はメジャー30球団中、平均年齢が2番めに高いんです。大谷が語っているようにワールドシリーズの10連覇を目指すならば、徐々にではありますがベテランを切って新しい血を入れていくことも重要です。外野ではパヘズのような若手も出てきていますからね」
ドジャース優勝の瞬間も、大谷とともにベンチから飛び出してきたテオスカー。V2を狙う大谷も、彼が他球団に移籍するとしたら、さぞかし衝撃を受けることだろう……。
( SmartFLASH )