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薬物を混入したカヌー日本代表候補「マスオさん」の苦悩スポーツ 2018.01.19

鈴木夫妻が経営するスポーツジム

鈴木夫妻が経営するスポーツジム

 

「康大くんの家はこのあたりで有名な名士。小さいころ両親が離婚して、母親のもとで育てられたが、近所に住む祖父母がかわいがっていた。小学生のころカヌーを始め、『自慢の孫。将来は五輪に出てほしい』と、祖父が嬉しそうに語っていたことを覚えています」

 

 日本のスポーツ界を、根底から覆すような事件が起きた。自身が禁止薬物を使用することも問題だが、ライバルに飲ませて陥れようとしたのだから前代未聞だ。加害者はカヌーの鈴木康大(32)、被害者はライバルであり、鈴木を最も信頼していた小松正治(25)だった。冒頭の言葉は、鈴木を幼いころから知る地元・千葉の近所の住人だ。

 

「将来を期待された日本代表候補だったが、五輪は未出場。東京がラストチャンスで、その重圧に耐え切れなくなり、今回の愚行となったのではないか」(アマスポーツ担当記者)

 

 重圧は、妻の綾香さん(30)の地元・福島を取材しても見えてきた。妻もカヌーの選手で、2008年の北京五輪ではスプリントで6位入賞を果たしている。

 

「今回の件は驚いたけど、最初、鈴木って名前を聞いても誰だろう? って。聞いたら、あの久野さんのお婿さんだった。こっちでは、久野さんのほうが有名だからね」(地元タクシー運転手)

 

 地元住民も口を揃える。

 

「鈴木さんが所属する久野製作所は、義父が社長を務めている。彼の遠征費の大半は義父が工面していた。2年ほど前、溺愛する娘や孫のためにとスポーツジムを建設。さらにその隣に、白亜の豪邸を建ててあげた。経済的には、嫁の実家におんぶに抱っこ状態。控えめな感じのイクメンだったし、義父や嫁に引け目を感じている様子だった」

 

 まさに “マスオさん” である。その環境から脱却すべく、東京五輪出場に懸けていたのだ。

 

「マイナースポーツの選手ほど、結果を出さなければ競技を続けていけない。しかも世界選手権ではダメ。やはり、日本人が大好きな五輪でなければスポンサーも注目してくれない。鈴木は五輪に出場し、これまで多くの支援をしてくれた義父に恩返しし、妻とも対等の立場になりたかったのだろう」(同前アマ担当記者)

 

 事件発覚後に義父は、「娘は北京五輪入賞。夫婦揃って同じ舞台に立たせてあげたいという願いだった」と語った。よかれと思って支援しつづけてきたことが、“重圧” という姿で現われた末の愚行だったならば、これほどの悲劇はない。
(週刊FLASH 2018年1月30日)

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