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日テレ「高校サッカー」PK戦の途中で番組終了にあふれる憤激…スポーツ中継軽視で視聴者のテレビ離れ加速も

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2025.01.14 19:35 最終更新日:2025.01.14 19:39

日テレ「高校サッカー」PK戦の途中で番組終了にあふれる憤激…スポーツ中継軽視で視聴者のテレビ離れ加速も

PK戦の末に優勝を果たし、喜びを見せる前橋育英のイレブン(写真・森田直樹/アフロスポーツ)

 

 1月13日、視聴者が大激怒するテレビ中継があった。

 

 国立競技場でおこなわれた「第103回全国高校サッカー選手権」の決勝戦。7大会ぶり2度めの制覇を狙う前橋育英(群馬)と、17大会ぶり2度めの頂点に挑む流通経大柏(千葉)の一戦を中継していたのは、例年と同様に日本テレビ系列だった。

 

 ともに前評判も高く、実力的にほぼ互角の両チーム。前半からハイレベルな攻防が繰り広げられ、白熱した試合展開が続いた。延長戦まで戦うも1対1と決着がつかず、勝負はいよいよPK戦へ。

 

 すると両校ともに、6人めまでノーミスで進み、いよいよ7人めの “攻防” に突入しようとした瞬間、テレビ中継が突然終了してしまったのだ。

 

 

 この放送打ち切りに、X上の視聴者たちは大ブーイング。

 

《まじで!!!!許せん!!!!!! あんな最高の試合を!!!めちゃくちゃ良いタイミングなのに!!!やめるなんて!!!!!!!》

 

《高校サッカーを舐めんなよ》

 

《高校サッカー!!ひどい!! ここで中継終わり?!》

 

 などと怒りの声が殺到してしまった。芸能記者はこう話す。

 

「日本テレビは、CMを挟んだ3分後に始まった『news every.』で、中継を再開させました。ただ、そのときはすでに9人めの選手が蹴り終わり、10人めのキックが始まろうとしていたところだったんです。

 

 一方で、系列局の中京テレビはCMを挟まず、そのまま直後のローカルワイド『キャッチ!』で中継を続行。ただ、主要局で一番ひどかったのは読売テレビだった模様。

 

 中京テレビと同様、そのままCMを挟まず、生放送の帯番組『かんさい情報ネットten.』がスタートしたのですが、取り扱われたのは、4月に開催される大阪・関西万博のチケット予約に関する内容で、高校サッカーの結果はテロップで伝える有り様でした。

 

 今回の2チームが関東勢だったことも関係しているのかもしれません」(芸能ジャーナリスト)

 

 テレビの前で観戦している高校サッカーファンはじめ、両校の関係者や選手の家族などの気持ちを思うと、なんとも歯切れの悪い中継だった。

 

「スポンサーありきの民放にとって、CMが入るのは仕方ありません。ただし、比較的融通が利きそうな夕方の編成に関し、もっと柔軟に対応できなかったのかというのがサッカーファンの本音でしょう。

 

 こうしたスポーツ中継軽視の姿勢が、より視聴者のテレビ離れを加速させるとしたら、自業自得というほかありません」(スポーツに詳しいライター)

 

 なんとか改善してほしいものだが……。

( SmartFLASH )

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