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巨人・田中将大 “令和の再生工場” 久保コーチの手ほどき決定で期待高まる「大復活」菅野智之は35歳でみごと再起

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記事投稿日:2025.01.20 19:10 最終更新日:2025.01.20 19:10
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
巨人・田中将大 “令和の再生工場” 久保コーチの手ほどき決定で期待高まる「大復活」菅野智之は35歳でみごと再起

名伯楽つきっきりがほぼ確定した田中将大。200勝も見えてきた?(写真・共同通信)

 

 2月1日から宮崎で始まる巨人の春季キャンプを前に、阿部慎之助監督は、楽天から移籍してきた田中将大の再生案について尋ねられると、次のように答えたという。

 

「久保(康生巡回投手コーチ)さんに付きっきりでやってもらおうかな」

 

 

 これを聞いた巨人担当記者は、こう感じたという。「田中を獲ったのは “客寄せパンダ” のためじゃない。本気で田中を復活させようとしているんだ」と――。

 

 そこまで “納得感” を与える久保コーチとは、いったい何者なのか。

 

「久保さんは長いコーチ歴のなかで、近鉄では大塚晶文、岩隈久志、阪神では藤川球児らを育て上げています。また、成績が下がってきた投手を復活させることでも知られていて、その手腕は “魔改造” や “再生工場” と呼ばれ、称賛されています。

 

 彼が再生させた人間の一人が菅野智之。長く巨人のエースとして活躍してきた菅野でしたが、2023年は極度の不振に陥り、2013年入団以来、最低の4勝8敗に終わりました。

 

 そこで、巨人が目をつけたのが久保コーチで、直接の指導は2023年の3月から始まりました。その年こそ結果は出ませんでしたが、『無双状態』だった2017、2018年ごろの投球フォームを見せ、軸足の大切さ、体重移動、ねじりの修正などを徹底的に説いた結果、2024年は素晴らしい復活を遂げました」(前出・巨人担当記者)

 

 2023年、菅野は4勝8敗、防御率も3.36まで落ちたが、翌年は数値も好転し、最多勝、最高勝率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、そしてシーズンMVPとタイトルを独占。みごとな復活劇を遂げた。

 

 菅野も「(復活できた)要因はいろいろあるが、一つは久保さんとの出会いが大きかった。一昨年の春すぎから新しいフォームを一緒に作りましたから」と、久保コーチの功績を認めている。久保コーチの “肝” について、前出の担当記者はこう語る。

 

「最近の野球は、MLBも含め、データばかり注目されますが、久保コーチはデータを大切にしつつ、自分の目で確かめたことを指摘するやり方。

 

 久保コーチに教えを請いたい選手は巨人のなかにもたくさんいます。そうしたなか、『田中に付きっきり発言』が出たということは、それだけ阿部監督は田中の復活に期待し、久保コーチの手腕に期待している証拠です」(同)

 

 菅野が復活したのは35歳のとき。かつては引退へのエピローグとさえ言われた年齢だが、結果、念願だったMLBオリオールズへの移籍も勝ち取っている。

 

 田中は今季36歳でシーズンを迎える。

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