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大谷翔平、3年連続の “早すぎ始動” で危惧される怪我リスク…MLBが「球界の至宝」を使い潰す!
「今季は、ドジャースとカブスの開幕戦は3月18日(日本時間)なのに対して、ほかの28球団が28日ですから、10日も早いわけです」(現地記者)
1月15日、ドジャースの春季キャンプの日程が発表され、大谷翔平(30)、山本由伸(26)のバッテリー組は2月12日、野手組の合流は16日に決まった。この日程はほかの28球団よりひと足早い。なぜなら、3月18、19日にカブスと東京ドームで開幕シリーズを迎えるからだ。
これで大谷は、3年連続で他球団より早くキャンプインすることになる。2023年は、WBCが3月8日に開幕したため。2024年は、パドレスと3月20、21日に韓国で開幕戦をおこなったため。そして今年は “日本での興行”。
3年も続けて早く始動することに不安はないのか。前出の現地記者が解説する。
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「開幕が早ければ、自主トレを始める時期も早くなるわけですし、キャンプイン後も早くから練習強度を上げざるを得ません。それが、怪我につながる恐れがある」
その弊害を「大谷は2年連続で被っている」と続ける。
「2023年はWBCで優勝し、シーズンでも投打ともに好調でした。ところが、終盤に体がつる症状が出て、2度めのトミー・ジョン手術を受けることになった。昨年は、前人未到の『50-50』を達成しましたが、開幕から自己ワ-ストの40打席ノーアーチを経験し、終盤には左肩を脱臼して手術。
始動が早かったシーズンは、成績はいいのですが、終盤に大怪我をするというジンクスもあるわけです。今年は、二刀流が復活するといわれているだけに、怪我の心配は大いにあるでしょう。ド軍は人気球団ですが、2年連続の海外開幕はきついと思います。MLB側もスケジュールを考えてほしい。そうしないと、大谷は潰れかねません」
大谷は多少の痛みや疲れがあっても試合に出たがるタイプだけに、ロバーツ監督の “調整力” に期待したいところだ。