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52歳・葛西紀明がまたも偉業!不惑を超えての活躍で“残酷対比”されるサッカーレジェンドの名前

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記事投稿日:2025.02.05 20:30 最終更新日:2025.02.05 20:30
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
52歳・葛西紀明がまたも偉業!不惑を超えての活躍で“残酷対比”されるサッカーレジェンドの名前

最長不倒で連覇を成し遂げた葛西紀明(写真・時事通信)

 

 衰えぬは気迫だけではなかった。

 

 2025年2月1日、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われたTVh杯ジャンプで、52歳の葛西紀明(土屋ホーム)が1回めに最長不倒距離の142mを飛ぶと、2本めもトップの131mでまとめ、合計258・9点で2連覇を達成した。全日本スキー連盟A級公認大会での50代の優勝、しかも連覇は、まさに偉業だ。

 

 

 世界のトップクラスである小林陵侑らW杯遠征メンバーが不在とはいえ、「勝ちたい」という気迫だけでなく、技術的にもまだまだやれることを自らの大ジャンプで証明してみせた。

 

 今季は、W杯より1つ下の格付けの大会として実施されているコンチネンタル杯の代表メンバー入りを果たし、海外での転戦の疲れも見せずに絶好調。1月の札幌での3連戦を含め、10戦すべてで30位以内に与えられるポイントを獲得している。その活躍ぶりはまさに鉄人である。

 

「52歳でのこの活躍に対し、日本では大きく取り上げたり、賞賛の声が多数寄せられることは少ないんですが、欧米、特に欧州ではまったく違います。葛西の知名度はものすごく高いし、尊敬もされています。欧州各国のメディアが称賛を惜しみません」(スポーツライター)

 

 こうなると楽しみになってくるのが、2月14~16日に大倉山ジャンプ競技場で開かれる男子W杯札幌大会だ。予選を通過し、15日の本選に進出すれば、葛西自身が持つギネス世界記録であるW杯個人最多出場の通算記録を579試合に伸ばすことになる。さらに30位以内に入ってW杯ポイントを獲得すれば、獲得最年長記録を52歳254日に更新する。期待は膨らむばかりだ。

 

 その葛西は、不惑どころか50代に突入しても第一線でプレーすることを諦めないサッカー界のレジェンド・三浦知良を尊敬し、意識し続けたという。「カズさんがいるからこそ、僕も頑張り続けられる」と言ってはばからないほどだ。2人は“中年の星”として、ともにスポーツ好きから尊敬もされている。ところが……。

 

「ここに来て、2人の立ち位置は大きく変わってきています。葛西選手が52歳にして4季ぶりとなるW杯出場を決める一方、三浦選手の衰えは誰が見ても明らか……。ネット上でも、この二人を比較する声が上がっています」(同前)

 

 確かにXを見てみると、残酷な対比を持ち出す投稿は多くある。

 

《50代で現役なのは凄いけどプロとして結果残さないとね、やっぱそうなると三浦知良てどうなん?》

 

《三浦知良ではなく葛西紀明さんこそ本物のレジェンド》

 

《葛西紀明って三浦知良の未だに日本のトップで活躍してる世界線よなw》

 

 実際、サッカーを長年取材してきたライターに聞いても、三浦の評判はかなり苦しいところにあるようだ。

 

「彼ぐらいの実績と知名度があれば、たとえ短い出場時間でもお客さんは喜ぶし、集まります。チームがそこを期待して契約を続けるのも分かる。ただ、衰えは誰が見ても分かります。相手は三浦カズがボールを持っても、それほど激しいプレッシャーはかけません。それでもボールを奪われてしまう。

 

 彼の代名詞といえば跨ぎフェイントですが、跨いだときにボールに引っかかって倒れそうになることもある。全盛期を見てきただけに、その光景を見ると『辛い』と思ってしまうことは事実です」

 

 三浦カズは引退の時期に関しては「決めるのは自分。自分の人生だから。人から言われて決めることではない」と常々語っている。彼は2月26日で58歳となるが、“後輩”の胸を借りて汚名返上なるか。

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