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水原一平被告「低年俸で生活困窮」主張に元MLB通訳が怒りの反論…ド軍移籍後は「相場の9倍」の “潤沢” 生活
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2月6日、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁を後にする水原一平被告(写真・共同通信)
銀行詐欺罪と虚偽の納税申告の罪で訴えられていたドジャース大谷翔平の元通訳・水原一平被告に対し、米カリフォルニア州の連邦地裁は2月7日(以下、日本時間)、求刑どおりの禁錮4年9カ月と保護観察3年を言い渡した。
また、大谷選手へ賠償金としておよそ26億円(1700万ドル)の支払い、さらにIRS(内国歳入庁)に約1億8000万円の返還命令が下された。
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日本時間7日の午前10時すぎ、連邦地裁へやってきた水原被告は、やや髪が伸びていたが、報道陣の呼びかけにはいつもどおり無視を決め込み、目はうつろでどこを見ているのか判断できぬほど。疲労感はありありと感じられた。
今回の裁判では、求刑が禁錮4年9カ月、釈放後2年の保護観察処分だったのに対し、弁護側は懲役1年6カ月を主張。水原サイドは手紙(申立書)を使って情状酌量を訴えたが、現地記者は「これこそが失敗だった」と語る。
「水原被告は、申立書で大谷の通訳としての仕事はグラウンド以外にも及び、しかも24時間体制だったと訴えました。また、連絡が来ればすぐに駆けつけなければならず、大谷宅の近くに居を構えた。当然、家賃も高くなりましたが、水原被告は、年俸が高くないこともあって生活は困窮していた、と主張。そのため、肉体的にも精神的にも追いつめられた、と訴えたんです。
ところが、家賃は自分で払ったわけではなく、大谷のカードから支払われていた、と指摘される始末。困窮との訴えは逆に心証を悪くし、連邦検察の求刑どおりになりました」
水原被告は年俸の低さを主張しているが、これもずいぶんと怪しい。
2018年に大谷とともにエンゼルス入りとなったが、球団から支払われた年俸は約1290万円。その後2019~2021年までは約1320万円。2022年には約1510万円となり、2023年は約3800万円と順調にアップしていた。
そのうえ、大谷からもシーズン中は月約2万円、オフシーズンには月に約40万円を受け取っていたという。さらに、ド軍移籍後は約7700万円まで増えていた。それでも薄給というのであれば、やはり金銭感覚がおかしくなっていたと言わざるを得ない。
かつてMLBで日本人選手の通訳を務めた人物が指摘する。
「現在、通訳の年俸は上がったとはいえ、800万円から1000万円が相場です。水原被告が2018年に最初に受け取った年俸でさえ、安くはありません。エンゼルスの最終年では4000万円近かったというし、これはメチャクチャ高い! ド軍時代の7000万円超えは論外です(笑)」
最高時は7000万円超えの年収を誇っていた水原被告。相場にかんがみれば、最大でおよそ9倍ほどもらっていたことになる。元通訳の指摘はまだ続く。
「24時間待機で心身ともに疲弊した、と言っているようですが、これだけもらえれば、それも仕方ないことでは。薄給と主張するのはギャンブルにつぎ込むための金額の基準でしかない。今回のことで、通訳に対して悪いイメージがついてしまったことは事実ですし、怒っている現職の方は多いです」
水原被告は、3月24日までにロサンゼルスの連邦地裁に出廷したあと、収監されるという。5年近い刑期を終えたあとは、日本に強制送還される可能性もある。刑期のなかで、金銭感覚が矯正されるといいのだが……。
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