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新生なでしこジャパンが“サムライブルー超え”の豪華さ! メンバー中19人が海外組、ライバル国から早くも“白旗”の悲鳴
2015年のFIFA女子ワールドカップカナダ大会の準優勝以降、国際大会での好成績から遠ざかっているサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」。その打開策として期待されるのが、日本の女子サッカー史上初となる、外国人監督の招聘だった。
新監督に就任したデンマーク人のニルス・ニールセン氏は、デンマーク女子代表、スイス女子代表の監督を歴任。2023年からはイングランドの名門、マンチェスター・シティWFCで、選手のスカウトや契約にかかわる役職「テクニカルディレクター」を2年間、務めるなど、戦術家にして、育成にも定評がある。
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初陣は、2月17日から28日にかけて米国でおこなわれる『2025 SheBelieves Cup』だ。なでしこジャパンは、現地時間21日にオーストラリア女子代表、24日にコロンビア女子代表、そして27日には米国女子代表と、7日間で3試合というハードな戦いに挑むことになる。
この大会に臨む23人が発表されたのは、2月5日のこと。驚くことに、23人中19人が“海外組”だった。
「これだけ多くの海外組が招集されたは、初めてのことです。パリ五輪後初の国際Aマッチとなった10月の韓国戦でも、海外組は23人中16人でしたから。
さらに驚かされたのが、19人の所属クラブです。ダブル司令塔の長谷川唯はマンチェスター・シティ、長野風香はリバプールと、世界屈指のビッグクラブ所属なんです。また、将来的に世界最優秀選手に与えられる『女子バロンドール』の有力候補と言われている谷川萌々子も、バイエルン・ミュンヘン所属ですからね。
ほかの選手も、アメリカ、イングランド、イタリア、スウェーデン、オランダと、強豪国の強豪チームに所属しています。男子の『サムライブルー』のメンバーも海外組が占めていますが、これほど多くの強豪チームには所属していません。メンバー的に見れば、2011年に初めてワールドカップを制したときよりも数段上で、再度、世界の頂点に立つことが期待されています」(サッカーライター)
Xでも、メンバーの充実ぶりに驚きの声が多数、寄せられている。
《シティ、マンU、リヴァプール、チェルシーにバイエルンなどなど!? すごいな なでしこジャパン》
《なでしこジャパンの招集メンバーの所属先がヤバっ… なんでこれでW杯とか五輪で優勝争いできないの? 他の国もっとすごいの?》
《なでしこジャパンも海外組ばかりだな! しかも名門ばっかり!! 森保ジャパン以上の豪華さだな》
この豪華さにいちばん驚き、また絶望しているのが五輪、ワールドカップの予選で戦う、アジアのライバルたちだという。
「アジア予選で強敵となるのは中国、北朝鮮、韓国、オーストラリアなんですが、とくに中国のメディアやファンは、なでしこジャパンをつねに気にしているんです。
ところが、今回の23人のメンバーを見て、中国のサッカーファンたちの間には、あきらめすらあるようです。まだ戦ってもいないのに『サッカーは男女ともに絶対に勝てない!』と、すでに白旗をあげているという反応すら、現地から聞こえてきますよ」(前出・サッカーライター)
王座奪回に向け、まずは『2025 SheBelieves Cup』で結果を出してほしい。