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なでしこジャパン・谷川萌々子、ドイツサッカーファンを魅了した1ゴール1アシスト!武器は希少な「両利き」「身長168cm」
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ゴールを決めた谷川萌々子(写真・アフロ)
たった一つのドリブルで、目の肥えたドイツのサッカーファンを虜にしてしまった。
日本時間2月13日、ドイツ女子カップ戦(女子DFBポカール)準々決勝がおこなわれ、バイエルン・ミュンヘンがフランクフルトを延長戦の末、4-1で下した。
試合は後半40分までフランクフルトが1-0でリード。残り時間わずかのなか、バイエルンはなでしこジャパンのMF谷川萌々子を投入。この交代が功を奏し、終了間際にバイエルンが追いついた。
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そして迎えた延長前半3分、左CKのこぼれ球を拾った谷川は、鮮やかなステップで3人を抜き去り、ニアサイドにドンピシャのクロス。これを味方がダイレクトで押し込み試合をひっくり返した。
谷川の活躍はこれにとどまらない。延長前半14分には見事な切り返しで一人を剝がすと左足一閃。ボールは懸命なセーブを見せるGKの右手を越えてゴールに吸い込まれた。
途中出場ながら試合を決定する1ゴール1アシストの大活躍。バイエルンの公式Xも「信じられない」と、そのプレーを讃えた。
JFAアカデミー福島出身の谷川は、2023年11月に現役高校生としてなでしこジャパンデビューを果たした早熟の天才児。その後も成長のスピードを緩めることなく、2024年にはバイエルンと契約した。
昨季はスウェーデンのローゼンゴートへ期限つき移籍。合流からわずかの時間でチームの中心になると、リーグ戦20試合16ゴール。圧巻の活躍を見せ、得点王に輝いた。
パリ五輪でもグループステージ第2戦のブラジル戦では、PKを誘うドリブルで同点に追いつくと、終了間近には起死回生の逆転ロングシュートを決め大きな話題となった。その豪快さは、これまでのなでしこジャパンでも珍しいものだったという。
「長谷川唯や長野風香のように、欧州の一流クラブで活躍するなでしこジャパンのメンバーは、小柄なテクニシャンが多かった。でも、谷川は身長168cmとサイズ的にも世界を渡りあえる。それでいて、ドリブルも軽やかです。
また、利き足を聞かれたら『両足』と答えてもいいほど、左右遜色なく強烈なシュートを打てることも、これまでの日本人選手になかった特長と言えます。将来的には女子バロンドール賞を『獲らなくてはいけない』と言われる逸材です」(サッカーライター)
このドリブルには、Xでも谷川人気は爆上がり。
《衝撃の3人抜きアシスト 両足を使ったドリブルに相手DFはついていけず... 19歳の谷川萌々子をバイエルンのお姉様たちが祝福》
《ローゼンゴードで得点王で優勝とかイブラかよ笑。なでしこジャパンに期待の新星誕生だ》
《谷川萌々子はマジのバケモンだわ。近い将来のバロンドール、さらには彼女が中心となれば、なでしこJAPANがまた世界一になるのも夢じゃない。》
今後、谷川は週末の1試合を挟み、なでしこジャパンに合流する予定だ。今年最初の試合は2月21日の「2025 SheBelieves Cup」対オーストラリア戦。日本のユニフォームを着て、どんなプレーを見せてくれるだろうか。