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新庄が抱える「不義理問題」ソフトバンク「S班の懸念」楽天に集まる女性たちの目当ては?【パ・リーグ春季キャンプ地獄耳】
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新庄剛志
2月1日からスタートしたプロ野球春季キャンプ。3年ぶりに12球団が一斉にスタートを切ることができたが、気が重いトラブルを抱えたチームもあったようだ。3週間に及ぶキャンプの内幕を、パ・リーグの担当記者が振り返る。
キャンプ前から問題となっていたのは、日ハム・新庄剛志監督とソフトバンクに移籍した元日ハム・上沢直之投手の「不義理問題」だ。
日ハムからMLBでの活躍を期して渡米した上沢だが、活躍できずに1年で帰国した。当然、快く送り出してくれた日ハムに復帰するかと思いきや、まさかのソフトバンク入り。これには、ふだん選手への口撃をしない新庄監督が「悲しい。育て方を違った」と怒りをあらわにした。
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その後、上沢はこの件について多くを語らなかったが、新庄監督の怒りはいまも続いているという。
「あくまでソフトバンク関係者からの話ですが、上沢は新庄監督へ移籍の報告をしようとして連絡を取ろうとしたらしいんです。ただ、新庄監督が電話に出ず、メールアドレスもラインも知らなかったので報告が延び延びになってしまったそうなんです。でも、日ハムの球団幹部や栗山英樹前監督へは連絡し、義理を通したとのこと。
新庄監督だけ連絡がつかず、このような大きな問題となってしまったようです。新庄監督も感情的になっているのでは、という見方もありますね」
現在も解決に至るどころか、選手会が「新庄監督の発言は看過できない」と、さらに問題が大きくなりつつある。開幕までに、解消できるだろうか――。
昨季は日本シリーズでまさかの敗退となったソフトバンク。今季もパ・リーグV候補筆頭だが、キャンプでは新たな試みに着手した。
第3クール(2月13日)までフリー調整が許されるという「S班」が導入されたのだ。柳田悠岐外野手、有原航平投手らベテラン選手で、野手と投手5人ずつで組まれた。
「該当者は投打ともにベテランだけに、歓迎すべき班のようです。ただ、チームから離れての練習となると、どうしても甘えが出てくることも確か。日本一奪還に向け、大きな賭けとなるでしょう」
楽天も、安樂智大のパワハラ問題や “チームの顔” 田中将大の自主退団と、ネガティブな話題が取りざたされてきた。しかし、キャンプでは久々に春が訪れたようだ。
「ルーキーの宗山塁ですね。端正なマスクに、明大時代から守備なら即戦力と言われ、打撃も成長著しい。今キャンプでは女性の来場者が増えているんですが、ほとんどが宗山目当てのようです。
宗山が練習で移動すれば、多くの女性もそれについていきますからね(笑)。球場横にはグッズショップがあるんですが、いちばん目立つメダルところに宗山のコーナーがある。ルーキーでここまで “売れっ子” というのは異例ですね」
スポーツ紙デスクが総括する。
「今キャンプでは、多くの球団が非公開の練習を試みたんですが、これがファンにどう映るか。活動が見えないと、NPBへの求心力が落ちてしまうのは間違いないですし、そうでなくとも、野球ファンの注目が大谷翔平を中心とするドジャースやMLBに寄ってますからね。
連携やサインプレーを隠したいというのであれば、早朝にやるとか、もっと工夫があってもよかったと思います」
今後はオープン戦を経て、セ・パ両リーグとも3月28日に2025シーズンが開幕する。ひっそりとしたNPBを盛り上げることができるか。