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大谷翔平、二刀流復帰がずれ込む可能性も「4度目MVP」への期待が急増の理由…投手トレのペースダウンは3冠王に吉か

4度目のMVPに早くも期待が高まる大谷翔平(写真・AP/アフロ)
他の28球団より一足早く、3月18、19日(時間はすべて日本時間)に東京で開幕を迎えるドジャースとカブス。そのため両球団とも急ピッチで調整を進めてきたが、ともに主力に大きなけが人は出ておらず、2019年以来6年ぶりとなるMLB開幕戦がますます楽しみになってきた。
一方、少々気になるニュースも。ド軍の大谷翔平が二刀流復活に向けた投手の本格的な練習を、一時中断するというのだ。
3月7日のレンジャースとのオープン戦後にデーブ・ロバーツ監督が明らかにしたもので、投手復帰には欠かせない実戦形式の練習「ライブBP」での登板が中止となった。
ロバーツ監督は二刀流復帰の予定を明言しないばかりか、キャンプ中の「ライブBP」での登板を見送ったことで、当初は5月と言われていた二刀流復帰は、6月に後倒しとなる可能性が強まっている。
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「現在も投げる練習はしていますが、それも重さの違うボールによる壁当てやキャッチボールのみ。2月26日には、4度めとなるブルペン入りで今キャンプ最多となる30球の投げ込みをしましたが、大谷の投球はそれが最後です。そして、その後の練習内容を見ていると、『7月まで待たなければいけなさそうだ』というのがこちらでの最新の見方です」(現地記者)
二刀流復活がシーズン半ばとなれば残念に思う日本ファンも多いかもしれないが、前出の記者は「二刀流復帰が7月になるということは、投手・大谷にとっても打者・大谷にとっても好影響を与える」と続ける。
「トミー・ジョン手術を受けた投手のほとんどが、1年から1年半ほどで復帰していますが、復帰した年に手術前以上の成績を残せた選手はごくわずか。ほとんどの投手が成績を落としています。
大谷も1回目の手術のあとは1年半あまりで2020年7月26日に復帰登板しましたが、1回途中1死も取れずに5失点KO。結局この年の先発登板はあと1試合のみで、防御率は37.80と散々な結果に終わりました。
ただ、7月まで二刀流復帰を延ばすことは投手としてもいいですし、DHに専念できるため打者としても吉と出るでしょう。左肩手術明けで、盗塁は2024年の59から大きく減るでしょうが、打撃三部門は成績が上がり、特に本塁打は増えることが予想されています。本塁打60本超えでの三冠王も夢ではありません」
さらに、開幕前にはこんなうれしいデータも。
大谷は過去2021年、2023年、2024年と3度満票でMVPを獲得しているが、その年のオープン戦では必ず開幕から2試合連続でヒットを放っていたのだ。では今年はというと……しっかりと2試合連続ヒットを記録。もはや4度めのMVPは確定ということか!?