スポーツ
カブス・今永昇太“勝ち目前降板”よりも心配集める鈴木誠也「来日前から打率1割台」の深刻不調

状態が心配されるカブスの鈴木誠也(写真・田中昭男)
3月18日、米国・メジャーリーグが“本土”よりもひと足早く、東京の地で開幕した。東京ドームでおこなわれたロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブスの開幕戦は、大谷翔平らを擁するドジャースが4対1で勝利を収めた。
「今回、2試合おこなわれるMLB開幕シリーズは、大谷をはじめ、ドジャースの山本由伸、佐々木朗希、そしてカブスの鈴木誠也、今永昇太と5名の日本人選手が“凱旋”するとあって、大きな注目を集めています。
開幕戦も山本と今永という両投手の先発で始まり、互いに好投を続けていました。しかし、ノーヒットピッチングを続けていた今永が、勝利投手の権利を獲得する前の4回までで降板するという“珍事”もあったんです」(スポーツ紙記者)
【関連記事:大谷翔平の真美子夫人「奥様会」に贈った“日本の駄菓子”の中身…アポロ、ブラックサンダー、キットカットの“ド定番チョイス”で好感度さらにアップ】
この日の今永は、4回までノーヒットながら4与四球と多少、荒れ気味のピッチングではあった。しかし、投球数は降板時点で69球と、「1試合100球」とされるメジャーの基準よりもかなり少ない段階とあり、ファンからは疑問の声も聞かれている。
「さらには、今永の後を継いだベン・ブラウンがドジャース打線に打ち込まれた結果、負け投手になりました。そのため、ファンの疑問の声が強まるのも、もっともでしょう。この交代について、カブスのクレイグ・カウンセル監督は、会見で『70球から75球というゲームプランがあったので、(当初の)プランどおりだった』と話しています」(同前)
母国での“晴れ舞台”で突如、交代となった今永を心配する向きも多い。だが、そんな彼よりも“同僚”の深刻な状態に言及するファンも多かったようだ。
Xでは《心配なのは鈴木誠也だよ DHで今の成績じゃ物足りない》《誠也のあの元気ない感じ、あれはちょっと戻してくるまで長くかかる感じ…》《鈴木誠也選手の顔見てたら、なんか心配になった。大丈夫かな》といった具合いに、カブスで昨シーズンも主軸を務めていた鈴木の調子を気にかける声が多い。
スポーツライターはこう話す。
「鈴木は外野手で、昨シーズンはライトと指名打者(DH)をどちらも務めながら、打率.283、21本塁打とメジャーでも好打者の部類に評価される成績を残していました。その打撃を評価され、今季はDH中心の起用になると、カウンセル監督は明言しています。
しかし、今季はなかなか調子が上がらず、開幕前のオープン戦の成績も打率.194とかなり心配される状態だったんです。外野守備もこなしながらであれば、多少の打撃の不調は見過ごせると思うのですが、指名打者となれば“打ってナンボ”ですからね。起用方針が本人の重荷になっていなければいいのですが……」
日本の地で、早く“きっかけ”をつかんでほしいものだ。