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ドジャース開幕戦は驚異の視聴率30%超え!日テレ、大谷との “完全修復” で浮き彫りになる「フジテレビとの明暗」

開幕戦の大谷翔平(写真・桑原靖)
2025年3月18日は、まさに “大谷ジャック” と言える一日だった。
MLB東京シリーズ開幕戦でドジャースがカブスを4-1で下し、21世紀初となるワールドシリーズ(WS)連覇に向け、幸先のいいスタートを切った。
この日、試合(19時~東京ドーム)はもちろんのこと、午前中から試合を紹介する番組や、番組の合間に流れるCMも、大谷が契約している企業のものが圧倒的だった。
「試合が終わったあとの深夜のニュースに至るまでドジャースと大谷が中心だったので、驚かされました。SNSでも『大谷祭り!』『まさにSHOWTIME』といった投稿が多かったことは当然かもしれません」(スポーツ紙記者)
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今回、この開幕戦でもっとも沸き立っているのは、日本テレビだろう。直前の巨人戦、阪神戦を含む4試合を日本テレビ系が独占放送しているのだ。18日に放送された「MLB開幕戦2025 カブス×ドジャース」は、世帯平均視聴率が31.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という、驚異的な数値をたたき出した。
「今回の流れでひとつわかったことをあげるとすれば、大谷と日本テレビの関係が完全修復の方向で動いているということです。試合に先立って、大谷の『MLBの開幕戦は日テレで』というコメントが流れたことからもそれはわかります。いくらMLB東京シリーズ全戦が日テレの放送といっても、以前のように関係が悪ければコメントしていないはずですから」(スポーツ紙デスク)
昨年、大谷がロサンゼルスに豪邸を購入した際、日テレとフジテレビがその事実を報道しただけでなく、場所が特定されるような映像を流してしまった。現地では、高級住宅街といえども決して安全が100%保証されているわけではない。そのため、アメリカ在住の人たちは所在地が特定されてしまうことを極端に警戒する傾向にあるという。
「その結果、この2局に対し大谷は取材拒否を告げたうえ、ドジャースから貸与されている取材パスを凍結、つまり “出禁” 扱いになったとされます。それが昨年の夏ごろですが、ことを重く見た日テレは幹部クラスが直接ロスに出向き、大谷に詫びを入れたそうです。それで日テレとは和解が成立し、今回の『開幕戦は日テレ』につながったようです。
ただ、フジテレビとはいまだ和解していない様子。しかもフジは、そこに “中居トラブル” が加わってしまい、CMそのものが激減しています。今回のMLB日本開幕で、フジと日テレの “明暗” が図らずも露呈した形となりました」(同)
フジテレビの踏んだり蹴ったり状態は、いまも続いているようだ。