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【阪神】虎ファンが頭を抱える「才木の驚異的数値」…ドジャース完封勝利でみせた “超MLB級” 回転数

ドジャース戦で好投した、阪神の才木浩人投手(写真・桑原靖)
MLB東京シリーズに先立っておこなわれたドジャース、カブス、巨人、阪神によるプレシーズンゲーム。タイトルがかかった試合ではなかったが、カブス、ドジャース相手に連勝を果たしたのが阪神で、「今年は強し!」の印象を植えつけるには十分な内容だった。
熱烈な虎ファンからは「カブスに続き、ドジャースにも完封勝ちやから、阪神が世界一や!」といった声が聞こえてきそうだ。
とくに3月16日のド軍戦に先発した才木浩人投手の投球内容は圧巻だった。150km/hのストレートで追い込み、決め球は落差のあるフォーク。5回を1安打無失点に抑え、奪った三振は7にも及んだ。
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2023年、侍ジャパンの強化試合では、大谷翔平に衝撃の “膝つき弾” を食らった才木。左ひざをつきながらの大谷のホームランは、多くの野球ファンに衝撃を与えた。だが、今回は同じ球種のフォークで空振り三振を奪うなど、世界一の打者に対し、見事リベンジを果たしたのだ。
「なんといっても素晴らしかったのがストレートですね。球速は150km/h前後とメジャーでいえば平均にも満たないかもしれませんが、キレと伸びが素晴らしく、打者が振り遅れていましたから」(スポーツ紙記者)
平均程度の球速でもなぜ振り遅れるのか。それは「球の回転数にあります」と続ける。
「ストレートで回転数が多いと、ボールに揚力がかかり、伸びのあるボールになるとされます。 昨シーズンのMLBでもっとも回転数が多かったのが、マーリンズのレイク・バカー投手で2718、平均は2287とされています。
ところが、MLB公式サイトによると、才木投手が大谷との2度めの打席で投じた50球めのストレートの回転数は2775と、昨季のメジャートップの数字より多いのです。
だから、振り遅れや空振りとなるのです。この試合で才木の2700以上の回転数は7回ありましたが、うち5回が大谷の打席のとき。よほど “膝つき弾” が悔しかったのでしょう」
ふだん勝負ごとには厳しく、怒りを隠そうともしないデーブ・ロバーツ監督だが、手も足も出なかった才木について聞かれると、「球はメジャー級。球速もよかったし、スプリットもよかった」と話し、悔しさよりむしろ「いい選手を見つけた」と言っているかのようだった。
ドジャースとカブスというメジャーの名門チームに連勝を果たした阪神。時間が経つにつれ、「阪神が世界一や!」といっていた虎ファンも「才木が見つかってしまった」と頭を抱えてしまうかもしれない。