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大谷翔平、史上4人目の“1億ドルプレイヤー”に「広告ジャック」にサイ・ヤング賞投手も反応

ヒットで出塁し、喜ぶ大谷翔平(写真・桑原 靖)
もう、ドジャースの大谷翔平の勢いは、誰にも止めることができないということか。
3月18、19日のMLB東京シリーズ、カブスとの2連戦では東京ドームに8万4732人を集め、視聴率もそれぞれ世帯平均視聴率が31.2%、29.5%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と、連日高視聴率をマークした。
街中には大谷の広告写真が溢れていた。サイ・ヤング賞2度受賞のブレイク・スネル投手がファミリーマートを訪れた際、店内に“いた”大谷を発見。今季から同社のおむすびアンバサダーに就任し「おむすび二刀流、解禁」キャンペーンに登場した大谷のポスターを指さし、「I know him.(彼を知っているよ)」と笑った姿がドジャースの公式Xで紹介されている。
試合を中継した日本テレビでは、午前中から試合を紹介する番組を放送し、番組の合間に流れるCMも大谷が契約している企業のものが圧倒的。まる一日を大谷にジャックされたかのような錯覚に陥るほどだった。
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街を歩いていても、テレビを見ていても、その顔を見ない日はないだろう。それもそのはずで、大谷のCM契約数は“異常事態”になっているのだ。
2025年に向けて契約した企業は、先のファミリーマートなど6社。従来の企業を足すと20社を超えるというのだ。これだけの数ともなれば副収入だけで相当な額になることは間違いない。かつて日本では、スーパースターともなれば1本1億円を超えると言われていたが……。
「これだけの企業と契約しても、次から次へとオファーが来るのが大谷なんです。契約も1本1億円では話にならず、3億円からのスタートと言われています。米スポーツビジネスメディア『スポーティコ』によると、大谷の2025年のスポンサー収入は推定1億ドル(約150億円)を超える見込みとのことです。
この額に達したスポーツ選手は、今までにゴルフのタイガー・ウッズ、テニスのロジャー・フェデラー、そしてNBAのステフィン・カリーの3人だけと言われていますから、この偉業がどれほどのものかがわかります」(現地記者)
これほどの儲けであれば、カネ払いも“メジャー級”ということだろうか。今回の来日で大谷は、山本由伸、佐々木朗希と組んで選手全員を呼んだ食事会を開催。約180kgのマグロの解体ショーを実施したという。他にも有名焼き鳥店の店主を招くなど、その総額は200万円を下らないと言われ、ほとんどを大谷が支払ったようだ。
しかし、2025年の年俸3億円とスポンサー収入約150億円の総収入から考えれば、えらく安い出費に思えてならない。