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田中将大 2軍相手に4回75球7安打でボロボロ…「カブス戦登板回避」からまたも不安広がる

開幕に不安が残る田中将大
2025年3月28日のセ・パ同時開幕に向け、各球団の開幕投手及びローテーションピッチャーは、長いイニングを投げるなど、最後の調整に入っている。
そんななか、巨人・阿部慎之助監督がローテーション入りを明言した田中将大投手が20日の横浜DeNA2軍戦に今季4度目の先発登板。これまでで一番長い4イニングを投げ切り、1失点の結果だった。
これで移籍後の実戦はオープン戦3試合とこの日の試合で計10回を投げ、2失点で防御率は1.80となった。
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「数字だけ見ると、阿部監督が明言している開幕ローテーションを任せられそうですが、内容は伴っていません。ストレートの最速は145キロですが、ボールに伸びが感じられず、計測より遅く感じます。20日の試合でも試合を作ったと言われていますが、相手は横浜DeNAの2軍。その相手に4回で75球も費やして7安打を浴び、2度の満塁のピンチを迎えた。それだけ塁を埋めても1失点で切り抜けるところはさすがといった声が聞こえてきそうですが、球威不足は明らかでした。開幕に向けて不安しかありません」(巨人担当記者)
じつは、田中は当初、3月16日のカブス戦の2番手で3イニング程度、登板することが予定されていた。しかし、2日前になって急遽、本人が「明後日は投げません。登板予定日が変わりました」と、川崎市内のジャイアンツ球場での練習後に明かしていた。ただし、登板回避の理由については語らなかった。
「田中といえば全盛期にヤンキースのエースとして投げていたわけですから、対カブスとなれば“MLB対決“とお客さんも大いに喜んだはず。田中の登板は一つの目玉として期待されていたんです。それが急遽取りやめとなったのは、田中の球威不足が要因と一部で報じられました。カブスは2020年以来のポストシーズン進出のためアストロズからカイル・タッカー外野手を補強するなど、なかなかの強力打線です。それを相手に田中が投げ、もし滅多打ちにでもあえば『自信をなくしてしまう』というのが登板回避の理由として関係者の間で広まりました。
やや無理のある理由と思っていましたが、20日のイースタンの横浜DeNAの投球内容を見れば、あながちオーバーでないことがよくわかりました。それほど球は来ていなかったのです」(スポーツ紙デスク)
今季、田中の初登板は4月3日の開幕2カードめ、中日戦での先発として予定されている。球威不足は経験で補うしか、今のところ活路は見いだせないようだ。