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ヤンキース打線を大爆発させた“魚雷バット”、日本のメーカーが先に開発していた! 担当者が語る「同じ設計思想かも」

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記事投稿日:2025.04.03 19:30 最終更新日:2025.04.04 18:15
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
ヤンキース打線を大爆発させた“魚雷バット”、日本のメーカーが先に開発していた! 担当者が語る「同じ設計思想かも」

“魚雷バット”を持つニューヨーク・ヤンキースの外野手コーディ・ベリンジャー(写真・Imagn/ロイター/アフロ)

 

 3月18日に開幕したMLB。日本国内では“大谷翔平フィーバー”だが、本場、米国ではもっぱらニューヨーク・ヤンキースの猛打ぶりが注目を集めている。

 

「とにかく、打ちに打ちまくっているんですよ。なんと開幕3試合でチーム15本塁打です。この成績は球団新記録で、2006年のデトロイト・タイガースのメジャー記録に並ぶ成績です。昨シーズンは24本塁打のジャズ・チザムが3本塁打、同じく実質ルーキーイヤーが7本塁打だったベン・ライスと、昨シーズン13本塁打のオースティン・ウェルズがそれぞれ2本塁打です」

 

 なぜ打線が爆発しているのか。噂されているのは、“魚雷バット”の影響だ。

 

「アーロン・ブーン監督が命名した、バレル(先端)よりも下方部分を太くした特注バットです。球団アナリストが各打者のミートポイントを分析して設計し、キャンプ中から使用を開始したチザムを筆頭に、ポール・ゴールドシュミット、アンソニー・ボルピーも3連戦でアーチを放ちました」(現地紙記者)

 

 

 同バットを設計したのは、2023年オフにヤンキースの球団アナリストとして入団し、現在はマイアミ・マーリンズのマイアミ・マーリンズのフィールドコーディネーターを務めるアーロン・リーンハート氏。名門・MIT(マサチューセッツ工科大学)で物理学を専攻し、博士課程の取得を目指した大学院では、NASAから費用の提供を受けた。ナトリウムガス研究で、将来的にノーベル賞も期待できる成果を上げた天才だという。ミシガン州立大学では7年間の教授生活も送っている。

 

「リーンハート氏は、MLBに専門的なデータアナリストが出現し始めた2015年ごろから、打撃に関する物理的な考察を加えた論文を複数、発表しています。2017年に2つの州でセミプロ野球リーグ、カレッジの打撃コーチ兼スカウトを務めた後、2018年からヤンキース傘下のドミニカ共和国のサマーリーグに派遣されるなどしています。2022年までは、ヤンキース傘下のマイナーリーグチームの打撃コーディネーターも務めていました。

 

 リーンハート氏は、競技レベルの野球経験はほとんどないようですが、彼のアイデアはコーチ、スタッフに共有され、満を持して今季から“天才の発明”が活用されることになりました。

 

 当然、“魚雷バット”はすぐに他球団にも導入されるでしょう。たとえば、もしも大谷翔平が“魚雷バット”を手に入れたらどうなるのか。50-50どころではない結果を出す可能性もあります。一方、“投手・大谷”としては、むしろ障壁になるかもしれません。甘い球を投げると、すぐに本塁打にされてしまう可能性があるわけですから」(同前)

 

 MLBに一大旋風を巻き起こしそうな“魚雷バット”、じつは“元祖”がある。X上ではこんな指摘をする投稿があった。

 

《これSSKのウイングフライですよね。懐かしい》

 

「SSK(エスエスケイ)は、ミズノと並ぶ日本の野球用品メーカーです。じつは現在、終売になっている金属製バット『ウイングフライ』シリーズが、“魚雷バット”ほぼ同じ仕様なんですよ」(スポーツ紙記者)

 

 SSKのバット商品の担当者も、本誌の取材にこう答える。

 

「『ウイングフライ』だけでなく、ほぼ同じ形状の『パワービーク』というシリーズもありました。現在は、『ビートフライ』シリーズに継承されています。振り抜きとヒッティングポイントを重視したという点では、同じ設計思想かもしれません」

 

“魚雷バット”に関する選手の感想をまとめたいくつかの報道によれば、その特徴だけでなく、重心がグリップに近いという特徴もあるという。このため、通常のバットよりも重量があるにもかかわらず、軽く感じるのだそうだ。

 

「使用した選手は、想像以上に速く振り抜くことができると話しています。しかし、データ上のスイングスピードには、あまり変化がないそうです。もともとミートポイントが広がる設計がされているので、同じ感覚で振れるなら、選手には当てやすいという安心感があるのかもしれません。とはいえ“魚雷バット”は、ヤンキースにとっての“秘密兵器”。使用感などについては、球団からかん口令が敷かれているので、まだ謎に満ちています」(前出・現地紙記者)

 

 MLBのみならず、NPBの選手も当然、注目しているはずで、後半戦には各チームに“魚雷バット”が登場する可能性は高い。SSKの担当者も、期待を込めてこう言う。

 

「NPBのルールに抵触しないのは確認しています。現在はまだ、製造するかどうかは検討中です。もし、選手側からの要請があれば、製造することは問題がないかと思います」

 

 近年、投高打低が進むNPBの救世主になるかもしれない。

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