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佐々木朗希 囁かれる“泣き癖”…「メンタル不調への不安」で懸念される“最悪の結果”

16日、阪神戦前の練習に姿を見せた佐々木(写真・桑原靖)
手のひら返しとは、まさにこのことだ。2025年のMLB開幕前、米スポーツブックメイカーは個人各賞のオッズを設定。新人王についてはドジャースの佐々木朗希投手が大手13社から両リーグで1番人気の3~3.25倍が付けられたことを発表した。この当時、佐々木はまだマイナー契約。それでも人気ナンバーワンとなったのは、ポテンシャルの高さと日本での完全試合などの実績を考慮したことは間違いなかった。
この評価に対し、米マスコミも概ね同調し、ナ・リーグ新人王の最有力候補とした。MLB公式サイトも「今季開幕前の有望株ナンバーワンに佐々木を挙げた」と報じた。
しかし、わずか2試合の登板でその評価は、「まだメジャーで投げる準備はできていない。ましてや新人王については、投票でベスト3に入ることはできない」と断じるメディアまで出てきている。
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3月31日、タイガース戦での乱調のインパクトはあまりにも大きかったようだ。打者12人に対し、被安打3、与四球4、自責点2。日本では160km/hを超える豪速球を投げ、コントロールもいいと評判だった佐々木。自身にとって本拠地開幕戦には、その面影は一切見られなかった。
「この試合、登板前から様子がおかしかった。本人は『緊張することはなかった』と言っていましたが、顔色は青白く、視線もさまよっているようでした。東京ドームでの登板では、初球から160km/hのフォーシームを連発しましたが、この日の最速は約156km/hにとどまり、空振りが奪えない。決め球のスプリットも見極められては、抑えることは不可能でした」(現地記者)
投球とともにクローズアップされてしまったのが、降板の際の態度だった。
MLBでは監督に降板を告げられた際、不満があってもボールを監督に渡すのが恒例。そして、ベンチに引き上げたら、あとを継いだ投手の応援に回らなければいけない。ところが佐々木はボールを監督に手渡さず、ベンチに留まらずすぐにロッカーに引き上げてしまった。これには、ロバーツ監督も佐々木を呼び戻したほどだ。当然マナー違反に受け取られ、ド軍ファンからもブーイングを受ける始末だった。
「試合をコントロールできなかった要因の一つに、MLBの滑るボールへの対応ができなかったことをあげられています。それは事実でしょう。でも、それ以上にメンタル面の幼さが、どうにも気になりました。登板前の緊張している姿もそうですし、ロバーツ監督に呼び戻された後は、明らかに泣いていました。聞くところによると、2023年のWBC準決勝のメキシコ戦でKOされたときも、ベンチ裏で泣いていたと聞いていますしね」(同前)
慣れないMLBの公式球にメンタルの弱さが加わってしまえば、心配事ばかりが先に来る。佐々木の次回登板は、6日のフィリーズ戦。舞台は敵地フィラデルフィアだ。
「ここは全米一熱狂的なファンが集まると言われ、『サンタクロースさえもブーイングされる街』と知られているだけに、全米注目のルーキーには容赦ないヤジが飛ぶことは必至です。そのなかで佐々木は耐えられるのか。
もし、前回登板のような不甲斐なさが露呈するなら、最悪、マイナー行きは確実でしょう。何しろド軍のマイナーにはトニー・ゴンソリン、ボビー・ミラー、ランドン・ナックとメジャーでも実績のある投手が昇格を狙っていますから」
古巣ロッテが13年ぶりの開幕3連勝を果たしたなか、佐々木は開幕からわずか3試合めで正念場を迎える。