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原因は「睡眠不足」?大谷翔平「父親リスト」後に絶不調…それでも好成績につながる“希望のデータ”

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記事投稿日:2025.04.24 20:20 最終更新日:2025.04.25 00:10
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
原因は「睡眠不足」?大谷翔平「父親リスト」後に絶不調…それでも好成績につながる“希望のデータ”

開幕戦の大谷翔平(写真・桑原靖)

 

 大谷翔平のバッティングに狂いが生じ始めている。ここ3試合、らしからぬバッティングに終始しているのだ。

 

 妻・真美子さんが長女を出産したのは、現地時間2025年4月19日のこと。大谷は2011年に導入された「父親リスト」を利用し、4月18、19日のレンジャース戦のみを欠席。わずか2試合のみでの復帰に周囲は「さすが」とため息を漏らしていたが、どうにも内容がよくない。

 

 

 復帰戦となった21日のレンジャース戦では3打数無安打1三振。翌23日からのカブス2連戦では、それぞれ4打数無安打3三振、5打数1安打で快音が聞かれずじまい。24日の第2打席にはパパとして初の安打を放ったものの、どん詰まりで大谷らしい安打ではなかった。

 

 この3試合で大谷は、12打数1安打5三振で、打率は.08となっている。しかも内角高めの速球系には振り遅れ、外角に外れる変化球を追いかけて三振と、粗さばかりが目立っているのだ。現地記者が不調の要因を探る。

 

「大谷は高いパフォーマンスを発揮するためには睡眠が最重要と捉え、毎日10時間の睡眠と2時間の昼寝を欠かさないことを公言しています。そんな彼が初めての子供の誕生で多忙を極めたことから、これまでのルーティンが崩れてしまったことは想像にかたくありません。

 

 しかも出産前後の5試合は全てビジターゲーム。奥さんに対して気を遣ったり連絡しなければいけないことも多かったでしょうし、ちょっとずつ体に狂いが生じていたのではないでしょうか」

 

 ロードのゲームが終了し、1日休んで25日からは大好きなホームで6試合が行われる。時期的にも長女が退院して一緒の生活が始まり、パパとして調子を取り戻すには絶好の機会になるのではないか。

 

 しかし前出の記者は「むしろ不調が長引くかもしれない」と危惧する。

 

「それは長女と一緒に生活し始めることで、夜泣きなど、さらに寝不足が進んでしまう可能性があります。それだけ大谷は睡眠を大事にしていますから、深刻な問題に発展するかもしれません」

 

 だが、こうした不安を跳ね飛ばすデータも存在する。日本人メジャーリーガーで「父親リスト」を使ったのは、2013年の青木宣親(当時ブルワーズ)、川﨑宗則(同ブルージェイズ)を皮切りに、7選手ほどいる。そのほとんどが、その後いい活躍を見せているのだ。

 

 とくに投手にはその傾向が強く見られ、2016年の田中将大と2022年のダルビッシュ有は、それぞれキャリアハイと同等の成績を残している。やはり父親にとって子供の誕生はモチベーションになることは間違いないようだ。

 

 睡眠不足を克服して、大谷は先人たちに続くことができるだろうか。

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