オコエ瑠偉　オンカジで書類送検に球界は白い目「高級車で散財」「門限破りの常習犯」素行に疑問符

 

「順調です。なるべく早くピッチを上げて戻れれば」

 

　2025年4月中旬に右肘痛を発症し、5月2日に手術を受けた巨人のオコエ瑠偉。術後の経過がよほど良かったのか、冒頭のコメントのように早期復帰に意欲を見せていた。ところが、それからわずか6日後の8日、オコエは同チームの増田大樹とともに、オンラインカジノで賭博をしていたとして、警視庁に書類送検されたことが報じられた。

 

　捜査関係者などによると、オコエは2022年7月と2023年5月の2回、増田は2024年10月から11月の間に、オンラインカジノにアクセスしたという。「ブラックジャック」や「バカラ」で、違法に金をかけた疑いが持たれているとのことだ。

 

「2人とも頻繁に賭けていたわけではないようですが、オコエが約700万円、増田が約300万円と金額が多かっただけに、書類送検となったようです。オコエはオンラインカジノは『グレーだと認識していた』と語っていると伝えられています」（一般紙記者）

 

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　オコエはナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、生後7カ月で歩けたとの逸話を持つ。圧倒的な身体能力を誇り、関東一高3年時には甲子園に出場し、打撃だけでなく俊足を生かした守備でも注目された。

 

　2015年のドラフトでは楽天から1巡目指名を受け、入団した。楽天担当記者が語る。

 

「1年めから体つきが他の高卒選手とは違いましたし、それだけでも期待が持てるものでした。ところが、肝心な野球に対しては、どこか身が入っていないというか……。練習でも試合でもいい面が見られることがあるんですけど、長く続かない。若いころから門限破りの常習犯だったし、皆が新シーズンに向けて体を作る大事な時期に、当時交際していた女性とハワイに行ってみたり。

 

　また、車に関しても派手でした。楽天の6年間で出場試合数は年間で一度も半分を超えたことがなかったので、当然年俸は安い。それでも、乗る車はBMWのi8、マセラティ・レヴァンテ、ベンツのゲレンデヴァーゲンと、年俸と同額かそれ以上の高級車ばかり。

 

　球界には高額な買い物をして、それを奮起材料にして野球に取り組む選手は多いのですが、オコエの場合は買ったことで成績が良くなるわけでもなく、やる気が増したと感じさせることもありませんでした」

 

　今回のオンラインカジノについても、周囲の反応は冷たいものだという。楽天担当記者が続ける。

 

「練習の合間にタバコを吸っているところを何度か撮られ、球団は注意するのですが止めない。2022年12月の現役ドラフトで巨人への移籍が決まった際、安心した楽天関係者は多かったと聞いています。なにしろ巨人2年めの2024年オフには、反社のパーティに出席していたことが明るみに出ましたから。まあ、本人には相手が反社だったという認識がなかったことから、巨人からの処分はありませんでしたが。

 

　とにかく目立つのは野球以外のことばかり。素行が良くないと知れ渡っていましたから、今回の賭博に関しても、楽天時代を知る球界関係者は特に、『オコエならやっていても不思議じゃないな』と思っているでしょうね」

 

　走攻守揃った逸材と騒がれた彼もすでに27歳。右肘手術からの復活どころか、もう一度ユニホームを着れるのかどうか……。