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大谷翔平に“韓国からの新相棒”登場!「左手で右手持ち」ハイタッチ写真の意味とは

キム・ヘソンと見慣れないポーズでハイタッチを交わす大谷翔平(写真・AP/アフロ)
韓国球界の期待の星でドジャース所属のキム・ヘソン内野手がメジャー1号となる同点ソロを放ったのは、2025年5月14日(現地時間)の対アスレチックス戦のことだった。
記念すべき一発を次打者の大谷翔平はホームで迎えたが、その際のポーズが話題となっている。お互いが左手で自分の右手首を持ち、その状態でハイタッチする。ド軍にはホームランを打った打者を迎えるポーズはいくつかあるが、新しいパターンが加わった瞬間でもあった。この“謎のポーズ”は、試合後にいきさつが明らかになった。
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多くの報道陣に囲まれたキムは、このポーズが「韓国流のリスペクトを表す行為」だと明かした。曰く、山本由伸とキムが会話している際に、このポーズの意味について説明したという。キムは「ヨシノブがショウヘイに伝えたのではないかと思います」と大谷の心遣いを明かし、満面の笑みを浮かべた。
キムはKBOリーグ(韓国プロ野球リーグ)で2021年から4年連続で3割以上をマーク。ド軍のほかマリナーズ、カブス、エンゼルスからの誘いを受けた末、3年1250万ドル(約18億2500万円)で入団した。
しかし、ド軍の選手層の厚さから、開幕はマイナーで迎えることに。
「ところが、パヘズ、マンシー、コンフォルトとド軍の下位を打つ野手が極度の打撃不振に陥ったこともあり、韓国メディアは『キムを昇格させろ!』と連日のように報道したんです。それでもなかなかチャンスをもらえず、昇格できたのは5月3日のことでした。
そうした苦労も知っていたし、同じアジア人として大谷はキムが昇格すると何かと彼を気にしており、積極的に声をかけていました。5月5日、メジャー初安打を放ったキムを塁上に置き、9号2ランを放った大谷でしたが、ベンチに帰ってくると、自分のホームランよりキムの初安打を喜んでいるようでした。
韓国メディアはこれまでも大谷に対し好意的な報道をしてきましたが、キムを出迎えたポーズを見て、リスペクトの念はより一層高まったのではないでしょうか」(現地記者)
5月15日、韓国メディア『OSEN』は「キム・ヘソンが出塁すれば大谷翔平が打つ!」「日韓KOコンビ」と2人の関係性の良さを報道。この日大谷は2本塁打1犠打の6打点の活躍だったが、その3度の打席でキムか3度とも塁上にいて援護していたからだ。
好調キムの登場で下位にも核ができ、ようやくド軍のラインアップが打線になり始めた。