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“トリプルボギー不倫” でゴルフ界「9年間出禁」処分…「積極的に働きかけた」男性キャディーは “引退する気なし” の強心臓

Vサインを掲げる栗永遼キャディー
5月20日、「日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)」が公式サイトを更新。2025年3月に「週刊文春」に報道された女子プロゴルファー3人と既婚キャディーによる不倫、いわゆる “トリプルボギー不倫” への処分を発表した。
5月19日、懲戒諮問委員会と理事会が開催され、女子選手3人は「厳重注意」、キャディーには「9年間のJLPGAツアー競技または弊協会に関連するイベント等の会場への立ち入りの禁止」という処分が下った。
「阿部未悠選手、川﨑春花選手、小林夢果選手の3人は《本件を積極的に引き起こしたのではない》と、男性キャディー側からのアプローチだったことを示唆する文言があります。実際、栗永遼キャディーへの処分理由は《積極的に働きかけた》《酌むべき事情が特にない》と強い記述になっています。
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一方で、女子選手3人は《真摯に反省している》としていますが、しっかり謝罪文を公開したのは川﨑春花選手だけなのは、気になるところですね」(ゴルフ専門誌記者)
事実上のゴルフ界への出禁を食らった栗永遼キャディーは、処分の発表を受けて自身のInstagramを更新。謝罪文を掲載した。
《この度は一連の報道により不快に思われた方々、大変申し訳ございませんでした。心より深くお詫び申し上げます》と書き出し、関係者への謝罪が続く。報道後は《後悔と自責の念に苛まれる日々》と振り返った。
「報道後は長らく沈黙していましたが、キャディー活動は自粛し、関係各所への挨拶回りをおこなっていたようです。謝罪文でも《今はただ、謝ることしかできません》と “全面降伏” 状態ですね。実際、既婚者なのに3人の若手プロに手を出したのは事実なわけですから」(同)
反省の日々だという栗永キャディーだが、《この反省を決して無駄にせず、今後はプロフェッショナルとしての自覚を持ち、真摯に、謙虚に、人として成長し続けていくことで、少しずつ信頼を取り戻していけるよう努めてまいります》と、キャディーを引退する気はない様子。さすがの強心臓ぶりだが、9年後に復帰できる可能性はあるのだろうか。
「ツアーに帯同するようなキャディーは、もう無理でしょう。選手側も使いにくい。懇意のゴルフ場や、スポンサーの個人的なキャディーとしての活動、JLPGA以外の仕事は可能ですが、ゴルフ界全体で使いたがらないんじゃないでしょうか。印象が悪すぎます」(同)
栗永キャディーの妻である淺井咲希選手は現在も憔悴しており、復帰のメドは立っていないという。Xでは処分まで2カ月以上かかったことに “遅すぎる” という声が多く書き込まれていた。
《しかし、遅い。酷いスロープレイ。》
《遅っ‥》
《栗永は永久追放でしょ。あと理事の処分が甘いのと川崎プロ以外は詫びの一つでも入れたのか? 足りないね》
トリプルボギーどころか “失格” となってしまった栗永キャディー。離婚されなければ、選手である妻を “専属” として支えていくしかないだろう。