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“コース外”の話題に悩む日本女子プロゴルフ界の“救世主”デビュー前からスポンサー9社の「アオカナ」が愛される理由

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記事投稿日:2025.05.27 17:56 最終更新日:2025.05.27 18:34
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
“コース外”の話題に悩む日本女子プロゴルフ界の“救世主”デビュー前からスポンサー9社の「アオカナ」が愛される理由

青木香奈子プロ

 

 現地時間2025年5月26日、『リビエラマヤオープン』の最終日がメキシコでおこなわれ、日本の岩井千怜(ちさと)が2位に6打差をつける圧勝劇を演じ、LPGAツアー(全米女子プロゴルフ協会)で初優勝を遂げた。

 

 近年、LPGAツアーでは韓国勢の台頭が著しく、「女子ゴルフは韓国の時代」と呼ばれるほどだった。だが岩井の優勝で、今季のLPGAツアー12戦中、日韓の優勝者が3人ずつと、日本女子が“韓国一強”の牙城を崩す勢いを見せている。

 

 一方、国内に目を向ければ、JLPGAツアー(日本女子プロゴルフ協会)では少々、残念な話題が先行している。

 

 5月20日、今季開幕前には男性キャディと女子プロ3人の“トリプルボギー不倫”が報じられ、当事者であるキャディには「9年間のJLPGAツアー競技又は弊協会に関連するイベント等の会場への立ち入りの禁止」、3人の選手を「厳重注意」とする処分が下された。

 

 

 また、5月24日の国内女子下部ステップアップツアー『ツインフィールズレディース』は、最終日にクマ出没のため、大会が中止となる前代未聞のできごとが起こった。コース上ではない話題が多く、JLPGA関係者も頭の痛いところだった。

 

 そんななか、「国内女子の救世主になれるのでは?」と期待されている選手がいる。今季、プロデビューを果たしたばかりの青木香奈子プロだ。

 

 宮崎県出身の25歳は、2024年のプロテストに合格したばかりだが、デビュー前からすでに9社のスポンサーがつく「異例のルーキー」として注目されていた。

 

「身長166cm、体重55kgと、ゴルファーとしては細身の女性選手として以前から注目されていました。宮崎日大高を卒業後、地元のフェニックスCCで研修生を務め、2023年11月までキャディとして働きながらプロテストに挑戦し、6度めでやっと合格と、苦労人でもあるんです。そうした背景も、スポンサーやファンからの“推し”の要因となっているようです。

 

 また、お酒好きも隠さず、そういったところも親しまれているようです。Instagramの活用法もうまく、ゴルフだけでなく私服を公開したりと、フォロワー数はすでに9万8000人に達しています。4月に下部ツアー『大王海運レディス』で初優勝し、今後がますます期待されています」(ゴルフライター)

 

 熱烈なファンから「アオカナ」の愛称で親しまれている彼女は、オフの姿も積極的に発信している。大会最終日の翌・月曜日には、いっさいクラブに触れず、都内で買い物やカフェめぐりにいそしんでいる様子。サウナ好きとしても知られ、先日は“サウナー”には有名な、千葉県館山市の「Sea Sauna Shack」でのデビューも果たした。

 

 今季はここまでレギュラーツアー6試合に出場して、最高順位は3月の「Vポイント×SMBCレディス」の13位。それでも、引き連れ歩くファンの数はトップクラスだ。期待どおりの“救世主”となれるか。

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