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【寂しい大横綱の引き際】白鵬が相撲協会に退職届! 関係者が明かした “居候先での軋轢” と “人望のなさ”

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記事投稿日:2025.05.30 15:45 最終更新日:2025.05.30 15:48
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【寂しい大横綱の引き際】白鵬が相撲協会に退職届! 関係者が明かした “居候先での軋轢” と “人望のなさ”

2024年2月28日、三月場所に向けた大阪宿舎から出てきた宮城野親方。所属力士には「外出禁止」が言い渡されている

 

 日本人として8年ぶりに横綱となった大の里の話題で盛り上がるなか、角界衝撃的なニュースが飛び込んできた。元横綱白鵬の宮城野親方が日本相撲協会に退職届を出していたことがわかったのだ。

 

 2024年2月、宮城野部屋の幕内力士が、後輩力士に暴力を振るっていたことが発覚。宮城野親方は事実関係を知りながらコンプライアンス委員会への報告を怠り、さらに協会の調査を妨害したとして、2階級降格と減俸の処分を食らった。

 

 

 過去の累積もあって、宮城野部屋は無期限の閉鎖処分。復興までは一門預かりとなり、現在は師匠、力士、裏方は全員、伊勢ケ浜部屋所属となっている。

 

 退職報道をめぐっては、親方衆からさまざまな声が聞こえてくる。ある親方が「飲み屋で酔ったはずみに気炎を上げただけじゃないか。それでも協会に対する不満が鬱屈しているのは間違いない」と言う。一方、別の親方は「日本国籍を取得してまで親方になったのに、それを放り出して辞めるとは思えない」とクビをひねる。

 

 白鵬といえば、通算の勝ち星1187勝、優勝回数45回、横綱在位は84場所といずれも史上最多記録を誇る平成の大横綱である。反面、現役時代は立ち合いなど相撲内容に “物言い” がつくことが多く、言動を含め異端児扱いをされることも多かった。

 

 2024年2月に明らかになった暴力事件の件から、親方になっても異端児であることに変わりないとする声も多く聞かれた。伊勢ケ浜部屋に移って以降の宮城野親方の様子はどうだったのか。

 

「当初は、一連の事件に関して反省し、部屋再興のために頑張っていたと聞いています。

 

 ところが、預かりとなった伊勢ケ浜部屋の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は2025年7月に定年退職になるんですが、その跡を継ぐ元横綱・照ノ富士と宮城野親方は折り合いがよくないんです。

 

 ともに元横綱ですが、優勝回数など実績では、断然、宮城野親方が上。年齢的にも同様ですが、預かりの立場からしたら照ノ富士の指示に従わなければいけない。そういったことも今回の退職につながったようです」(スポーツ紙相撲担当記者)

 

 確かに、照ノ富士との軋轢が退職につながったとみる関係者は多いが、ほかにも理由があるという。相撲ライターが語る。

 

「伊勢ケ浜部屋預かりとなってからすでに1年以上が経つんですが、宮城野親方は『そろそろ』と部屋再興に期待を持っていました。ところが、その話はほとんど進んでいなかったといいます。今年3月の理事会でも宮城野部屋再興の話は持ち上がらなかったようです。

 

 しかも、同じ一門の親方からも、再興の話や宮城野親方をかばう声はいっさいなかった。要するに、人望がまるでないことがわかってしまったわけです。

 

 これには宮城野親方も相当なショックを受けたといいます。この時点で張りつめていた気持ちが、プッツリ切れてしまったのではないでしょうか。退職の話がなぜこの時期に出たのか、大の里の横綱昇進の話題に水を差したくなったからだという人もいますよ」

 

 現在、協会側は退職届を受け取らず保留扱いにしており、週明けの6月2日に臨時理事会を開いて、宮城野部屋の今後について協議するという。

 

 だが、宮城野親方の退職の意思は固く、協会にしても宮城野部屋再興を本気で目指していたようには思えない。あまりにも寂しい大横綱の引き際となってしまった。

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