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白鵬、相撲協会退職後に目指す「世界相撲グランドスラム構想」16億円で購入“日本橋部屋”計画、カギは貴乃花の“協力”

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記事投稿日:2025.06.11 20:27 最終更新日:2025.06.11 23:17
出典元: SmartFLASH
著者: SmartFLASH
白鵬、相撲協会退職後に目指す「世界相撲グランドスラム構想」16億円で購入“日本橋部屋”計画、カギは貴乃花の“協力”

元横綱白鵬

 

 6月9日、大相撲元横綱白鵬が、日本相撲協会を退職するとして、都内で会見を開いた。

 

「白鵬は、2001年の3月場所で初土俵を経験し、2007年7月には第69代横綱に昇進。2017年には通算勝利数1048勝めをあげて、歴代勝利数の1位に躍り出ました。引退する際には歴代最多の幕内優勝45回という前人未到の記録を立て、稀代の大横綱の名をほしいままとしました。

 

 2022年には、師匠であった12代宮城野と名跡を交換して13代宮城野を襲名し、宮城野部屋を継承して部屋持ち師匠となりました。しかし2024年2月、弟子の暴力行為に対する監督責任を問われ、二階級降格と報酬減額の懲戒処分に。その後、宮城野部屋は閉鎖となり、白鵬らは伊勢ヶ濱部屋へと転籍という扱いになっていました」(相撲ライター)

 

 

 実際に、白鵬は会見で「(部屋の再興が)いつというメドがなく、延ばすということが今回の退職の理由になったことが大きいのかなと思う」と心情を語った。

 

「白鵬がどれだけ部屋の再興を望んでいたか」と、今回の退職について唇を噛むのは相撲関係者だ。

 

「宮城野部屋を閉鎖させられた2024年3月、白鵬は『1年ぐらいで戻るから、みんながんばろう』と、部屋の力士らに話していました。ところが2025年の3月場所でも、理事会で部屋の復活が審議されることはありませんでした。それが原因で、白鵬はとうとう心が折れたのだと思います。

 

 伊勢ヶ濱部屋の預かりになっている間、白鵬は協会に監視されていたようなものでした。朝、何時何分に部屋に来て、何時何分に帰ったのか、逐一、報告しなければいけない。一度、ゴルフをやる機会がありましたが、それだけでたたかれていました。あれだけの成績を収めた大横綱でしたが、協会の白鵬に対する仕打ちはかなりのものだったと思います」

 

 そんな白鵬には、ある計画を持っていた。じつは、白鵬は東京・日本橋に480平方mの土地を16億円で購入しており、新たに宮城野部屋のビルを建設することにしていたというのだ。

 

「地下1階、地上7階建てのビルです。1階は稽古場で、全面、ガラス張りにする予定でした。相撲の稽古を一般の人に見てもらおうというもの。そのまま観光地になるでしょう。ほかにはちゃんこ場もあるし、上の階には力士の生活の場や、白鵬の居住スペースも。白鵬は完成が楽しみで仕方なかったようです」(同前)

 

 ところがその“日本橋部屋”も、宮城野部屋が閉鎖されると同時に、協会から工事をさせないようストップがかかったという。

 

「いずれ宮城野部屋を再興させるつもりなら、協会は工事をストップさせなかったと思います。1年あれば、ある程度はビルができていたはず。それすら協会はさせませんでした」(同前)

 

 それでも白鵬は、協会への復帰を待っていたが、その思いもついに絶たれた。だが、協会を離れたことで、逆に“日本橋部屋”の建設が始まりそうなのだ。

 

「白鵬は会見で『世界相撲グランドスラム構想』を発表しました。アマチュアの力士を育てて相撲の裾野を広げ、いずれはオリンピックの競技にしていきたいというもの。そのために立ち上げた新会社の拠点を、日本橋部屋に作るのです。相撲のアマチュア団体の集まりである日本相撲連盟の新会長に、トヨタ自動車の豊田章男会長の名前が浮上しています。豊田氏は白鵬を全面的に支援すると表明しているので、アマチュア相撲の発展のため、強力なタッグを組むことが期待されます」(同前)

 

 ここに、貴乃花も協力するのではという声もあがっているという。

 

「白鵬と同じように協会を引退した貴乃花が手を組めば、協会だけではなく、相撲界をガラッと変えることができるのではないか、という声があがっています。貴乃花はいまでも根強い人気があり、相撲界に戻ってくれば、影響力は大きいでしょう」(同前)

 

 白鵬の新たな動きを、相撲協会はどう受けとめるのだろうか。

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