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清宮幸太郎マスコミとファンが減っても「場外弾連発」の背筋

スポーツ 投稿日:2018.03.02 11:00FLASH編集部

清宮幸太郎マスコミとファンが減っても「場外弾連発」の背筋

 

 2月21日、長年日本ハムを担当する記者は、興奮気味に清宮幸太郎の屋外での初フリーバッティングを振り返った。それもそのはず、スイングで、場外弾5発を含むホームランは14本を数えた。

 

 じつは今キャンプ、各スポーツ紙は記者を増員して臨んでいた。

 

「狙いは清宮一本。巨人並みに記者を4人も投入した社もあったほど。同時期に平昌五輪があったが、『清宮フィーバーで五輪を吹っ飛ばすんじゃないか』と期待していた。

 

 ところが、新人合同自主トレで右手親指を怪我した影響でフリーバッティングは禁止。守る、走るだけでは絵にならず、記者の数を減らすなど、各社紙面作りに頭を悩ませる日々が続いた」(同前)

 

 それはファンの数にも影響していた。斎藤佑樹(29)が入団した2011年の春季キャンプには、連日数千人の観客が詰めかけた。斎藤が練習で移動すればファンも移動する、まさに “民族大移動” 状態で、ガードマンたちは大忙しだった。

 

 ところが、「打たない清宮」をファンも知るところとなり、しかも調整遅れで、練習試合の打席に立つことができない。球団サイドが期待していたフィーバーは脆くも崩れ、1日100人程度の日もあった。

 

 しかし、いざバッティング解禁となれば非凡な才能を見せるのが清宮。翌22日のフリーバッティングでも、51スイングで12本の柵越え。場外弾は前日と同じ5本だった。

 

「清宮の身長の公称は184センチだが、目の前で見るとそれほど大きくは感じない。しかし、背中の広さ、肩の筋肉の盛り上がりは相当なもので、とても現役高校生の肉体じゃない。

 

 清原や松井の新人時代も見ているが、上半身の大きさは彼らより勝っている。しかも太腿も太く、筋肉がすごい。あらためて高校通算111本塁打の源は、この肉体にあると感じた」(球団関係者)

 

 2日連続場外弾で完全復活をアピールするも、直後に急性胃腸炎に見舞われた清宮。

 

「栗山監督は開幕DHでの起用を決めている」(同前)という。3月30日の札幌ドームでの開幕戦、超満員のファンの前でプロ第1号は生まれるか。

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