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朝青龍・日馬富士・白鵬、両陛下のモンゴルご訪問に元横綱3人がそろい踏み! 久しぶりの姿にファン歓喜

モンゴルをご訪問中の天皇皇后両陛下の歓迎式典に臨む、大相撲元横綱の(左から)朝青龍、日馬富士、白鵬(写真・共同通信)
天皇皇后両陛下が、7月6日から7月13日の日程で、国際親善のためモンゴルを公式訪問されている。
「両陛下は現地時間の8日午前10時から、首都・ウランバートルの政府庁舎前で、国賓としてモンゴルのフレルスフ大統領夫妻とともに、歓迎式典に臨まれました。
そこには政府関係者のほか、日本の大相撲で活躍した3人の元横綱、朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)さん、日馬富士(ダワーニャム・ビャンバドルジ)さん、白鵬翔さんも出席しており、両陛下はお言葉をかわされました」(社会部記者)
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式典後、3人は報道陣のインタビューに応じ、朝青龍は「モンゴル人として本当に誇りに思います。感無量です」と語った。日馬富士も「もう、うれしいだけですね」と笑顔を浮かべたが、日馬富士がモンゴルで学校を運営していることから朝青龍は「学校の先生なんだから、もっとビシッと決めて」と呼びかけ、笑いを誘っていた。
また白鵬は2007年、天皇陛下が皇太子としてモンゴルを訪問された際、モンゴル相撲で活躍した自身の父親に会った思い出を話されたことを紹介した。
その後の晩餐会にも出席した元横綱たち。その光景を見た相撲ファンからは「3人そろい踏み」に歓喜の声があがったが、なかでも朝青龍、日馬富士の姿には、懐かしさを覚えたようだ。
「朝青龍は2007年の名古屋場所後、巡業休場届を出していながらサッカーに興じていたことで、2場所出場停止処分を受けました。
さらに2010年、初場所中に泥酔して知人に暴行をはたらくなどの疑惑が発覚したことから、2010年2月4日に現役引退を表明しました。
日馬富士は巡業中の2017年10月、鳥取市内の飲食店でモンゴル人の後輩力士を殴ってけがをさせたとして、鳥取県警が傷害の疑いで捜査をしたため、横綱審議委員会から『厳しい処分が必要』との意見が出て、11月29日に引退届を提出。
引退後、2人はモンゴルに帰国したため、日本のメディアに登場することはほとんどなく、ファンは感慨深く思ったようです」(スポーツライター)
朝青龍は2005年に年間6場所を全制覇し、史上初の7連覇、年間84勝をあげた。日馬富士も2012年の名古屋場所と9月場所での連続全勝優勝を含め、幕内優勝は9回を数えるなど、「土俵の外では問題も多かったが、成績は立派」(前出・スポーツライター)という声も聞こえる。
Xにも
《陛下モンゴル訪問のニュースで、横綱の元気なお姿も拝見できて嬉しかったです》
《大相撲の苦しい時期を支えてくれた大功労者3人が穏やかな表情で喜んでいる姿を見て嬉しくなった》
《モンゴル出身元横綱お3方並んでたの感慨深かった》
などのポストが目立った。
現在は日本国籍を取得している白鵬も、6月9日、日本相撲協会を退職することを会見で発表。同時にアマチュア力士の育成と相撲の裾野を広げ、いずれはオリンピックの競技にするという「世界相撲グランドスラム」構想を発表していた。
「世界相撲グランドスラム」構想で、3横綱が連携することもあるのだろうか。