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【アジアカップ】日本女子バスケ代表、強敵・中国を破って2大会連続準優勝…2m超え2人相手に “若きスター” が大活躍

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記事投稿日:2025.07.21 19:14 最終更新日:2025.07.21 19:14
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【アジアカップ】日本女子バスケ代表、強敵・中国を破って2大会連続準優勝…2m超え2人相手に “若きスター” が大活躍

2025年7月20日、「FIBA女子アジアカップ2025」で準優勝となった日本代表(写真・新華社/アフロ)

 

 7月20日、「FIBA女子アジアカップ2025」決勝が中国の深圳スポーツセンターでおこなわれ、日本はオーストラリアに79-88で惜敗。2大会ぶりのアジアカップ制覇はならず、2大会連続の準優勝に終わった。

 

 しかし、日本代表は、アジアのバスケシーンに確かな足跡を残した。それは7月19日の準決勝、中国戦の戦いぶりだった。

 

「世界ランク9位の日本に対し、相手の中国は4位。会場は完全アウェーで、試合前から『加油(中国語で頑張れの意)コール』が観衆を包み込んでいました。

 

 さらに、中国代表には “反則級” の身長200cm超えの選手が2人もいたんです。1人はWNBAの経験もあり、前回大会のMVPでもあるハン・シュイで、身長は205cm。

 

 そして、もう1人が18歳ながら身長が220cm超えのチャン・ツーユウ。200cmの選手が1人いるだけで相手に威圧感を与えられるのに、2人ですから。まさに規格外のツインセンターです」(スポーツライター)

 

 

 対する日本は、身長185cmのセンター・髙田真希らが競りにいくが、まるで小学生が大人に挑んでいるよう。しかし、髙田はチェックを続け、体重でも大きな差があるにもかかわらず、押し合いでも中国のツインタワーに自由を与えない。次第にハンドリングやシュートにミスが目立ち、主導権が日本に移り始めた。

 

 Xでは、立役者となった髙田への称賛が止まらない。

 

《誰にも止められない中国の220cmチャン・ツーユウを止めたのは、女子日本代表の最年長・髙田真希! その魂のこもった痺れるディフェンスに心震えた》

 

 ディフェンスでは髙田の踏ん張りが功を奏すなか、オフェンスでは “若きスター” が活躍した。

 

「19歳で身長171cmのシューティングガード、田中こころが大活躍でした。スリーポイントラインはるか手前からのシュートを決めると、自らもリズムに乗る。リバウンドを取り、そのままゴール前に運んでも決める。シュートを打ち続け、日本の最初の10得点はすべて田中が記録するという離れ業を成しとげました。

 

 試合が終わってみると、田中は30分2秒の出場で27得点、2リバウンド、5アシストを記録し、難敵中国を下すこととなりました」(同前)

 

 髙田も田中も世界、いやアジアで見てもサイズ的には大きくない。だが、彼女らが中心となって200cm超えの中国を下した。まさに「小よく大を制す」胸のすくような勝利だった。Xでも、

 

《田中こころ選手すげぇ〜》

 

《女子バスケ 最高に強い 田中こころ選手 WNBAでの活躍は観たい》

 

《ほんとにいいチームだったと感じるアジアカップ。日本はもっともっと強くなるに違いない!》

 

 と称賛の嵐だ。田中は今大会6試合に出場し、1試合平均14.8得点、5.5アシストをマーク。その数字以上にインパクトを残した田中に対し、FIBAは大会ベスト5というプレゼントを用意していた。

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