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大谷翔平、疲労蓄積で「5失点」初黒星…ロバーツ監督の “休養発言” もファンからは「遅い」とブーイング

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記事投稿日:2025.08.21 18:45 最終更新日:2025.08.21 18:52
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
大谷翔平、疲労蓄積で「5失点」初黒星…ロバーツ監督の “休養発言” もファンからは「遅い」とブーイング

2025年8月21日、ロッキーズ戦で先発を任された大谷翔平(写真・アフロ)

 

「今日ベンチで彼と少し話した。明日はすべてを出し切ってもらって、木曜日は休ませる」

 

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、投手大谷翔平のスケジュールについて口を開いたのは、8月19日(日本時間20日)のロッキーズ戦後のことだった。

 

 この日は、同じナ・リーグ西地区で断トツの最下位に沈むロ軍に痛恨のサヨナラ負け。それでも大谷は6試合ぶりとなる44号ソロをロ軍ブルペンにぶち込んだ。打球初速115.9マイル(約186.5キロ)、角度は19度という “超低空弾” で、文字どおり「ぶち込んだ」という表現がピッタリくるような驚弾だった。

 

 それだけに、現地記者たちの間からは驚きの声があがったという。

 

「とにかく試合に出ることが大好きな大谷ですからね。疲れが見えて、首脳陣から『休んでは?』と言葉をかけられても『出ます』のひと言で終わってしまう。打撃の調子も悪くはないので、『よく休みを受け入れたな』と、こちらでは驚かれています」

 

 この時点でド軍は126試合を消化していたが、大谷は124試合に出場。欠場は、4月18日(同19日)に真美子夫人の第1子出産のため「父親リスト」に入ったことでのわずか2試合のみ。

 

 6月上旬には投手復帰を果たしたが、登板翌日も休むことなく出場してきた。こうしたハードスケジュールに対し、SNS上では、ド軍首脳陣に対し「改善すべき」という声が以前からあがっていた。

 

《うーん、大谷さん疲れ溜まってるんじゃないかなあ。 活躍が当たり前になってるが、二刀流の消耗度は想像を絶すると思う。 アラサーを迎えた今、休養とかももっと考えてほしい。 長く大谷さんの活躍を見たい》

 

《20代とは肉体が違うのだから、投手の時には投手専念してちゃんと休養も取るっていう当たり前のことをしないと。このところ打撃にも悪影響が出ているような》

 

 今回のロバーツ監督の発言に対しても、

 

《大谷にやっと休養かよ遅えよ。もっとやれる時あったろ。何もかも判断が遅いなフロント今年》

 

 と非難の声は多い。

 

 そして迎えた19日(同20日)、10度めの先発。ロ軍相手に初回は三者凡退に打ち取るなど、上々の滑り出しも、なぜか表情が優れない。明らかに疲れているのだ。その証拠に、投げ終えてベンチに戻ると、マーク・プライアー投手コーチがすぐさま駆け寄って話し込む。これが毎回、投げ終えるたびに続いた。

 

 その結果、4回9安打5失点で今季初黒星を喫した。前回登板のエンゼルス戦でも目標としていた5回を投げ切ることができず、4回1/3で5失点。2試合連続でKOされたことになる。

 

「ロバーツ監督の言葉どおりなら、明日のロ軍との第4戦はお休みということになりますが、休む前の登板日ですでに疲れていたことは明白。表情、仕草からもわかりましたが、自慢のフォーシームが160キロを超えなかったことからも、疲労がかなりたまっていたことが伺えます」(同)

 

 大谷は試合後「チームに申し訳ない情けないという投球の内容ですし、ただただ、自分の投球に不満があるというか、情けないなという感じです」と猛省していた。

 

 ただ、いまの大谷に最も必要なのは、チームへの謝罪よりも体を休めることなのは間違いない。2位パドレスとの直接対決3連戦でスイープし、首位に返り咲いて2ゲーム差をつけたが、まさかのロ軍戦でのつまずきで、ゲーム差は1に縮まっている。ましてや22日(同23日)からは敵地でパ軍との3連戦が控える。

 

 負けられない戦いが、まだまだ続く。

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