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上原浩治のCS批判に賛同あふれる…阪神以外「すべて勝率5割以下」の惨状に新ルール創設を要望

2025年3月、MLB東京シリーズ第2戦の始球式に参加した上原浩治(写真:AP/アフロ)
衝撃の提言だった。
「なにかルールをつくってほしいなと思いますね」
巨人やMLBで先発、抑えにと活躍した上原浩治氏が、8月31日、TBS系の報道番組『サンデーモーニング』の「スポーツ御意見番 喝!あっぱれ!」に出演。セ・リーグでV戦線を独走する阪神に対し、2位以下が大差をつけられている現状でのクライマックスシリーズ(CS)の必要性について語った言葉だ。
この日の時点で、阪神は2位巨人に15ゲーム差をつけ、残り24試合でマジックは一桁の9。一方で、2位以下の5チームはすべて勝率5割を切っており、それほどの差をつけられたならCS自体をやめるのか、または新たなルールを作ってほしいと、上原氏は考えたようだ。
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2位巨人から5位中日まで3ゲーム差しかないことについて、上原氏は「(CS進出に向け)ジャイアンツも油断できないですよ」と語りつつも、CSに対しての辛辣な意見は続く。
「ルールとして3位まで出られますけどね、CSに。ただ、(勝率)5割切ってるんですよ。2位以下が。それで、もし日本シリーズに出て優勝したらどうなのっていう疑問がもちろん残りますよね」と語尾を強めた。
さらに「なにかルールをつくってほしいなと思いますね。(1位と2位の)ゲーム差が、いま15でしょ。阪神に(日本シリーズへ)行ってもらうぐらいのなにかルールをつくったほうがいいんじゃないかなという気はします」と、CSが自動的に開催されるルールに納得がいかないようだった。
冒頭、「衝撃の提言」としたのには理由がある。「スポーツ御意見番 喝!あっぱれ!」は『サンデーモーニング』の目玉コーナーで、上原氏の前任は、文字どおり「喝!」を連発して “球界のご意見番” と呼ばれた張本勲氏。それだけに、ときに厳しく、ときに愛のあるコメントが求められていた。
ところが、上原氏は「通りいっぺんのコメントしか発しない」と評判が悪かったのだ。
「張本氏から代わって、番組の世帯視聴率が14%代から12%台に落ちたと言われています。とにかく当たり前のことしか言わない。喝を出すにしても、張本氏はすぐに叫ぶような感じでしたが、上原氏はタイミングが遅れ気味で、歯切れが悪く感じるんです。ネット上でも《当たり前のことしか言わない》《一般論で自分の意見ではない》など、酷評ばかりでした。
また、張本氏はときに “暴走型” に変身し、中畑清氏もそれに近い存在で、いわば “お祭り型” です。落合博満氏は唯一の “良識型” で、解説もうならせます。要するに、それぞれの個性がはっきりしていたのに、上原氏にはそれがなく、視聴者も不満だったようです」(スポーツ紙デスク)
そうした、あまり個性を感じさせない上原氏が、CSに関しては自分の意見をはっきりと言っただけに、衝撃の提言と受け止めた視聴者も多かった。Xでも、上原氏の発言に対し、賛同する声は多い。
《上原さん、いいこというやん?岡田さんが言うてると身内事だからね…15試合以上あいてるんだからねぇ》
《少なくとも勝率.500を切ってるチームはCSのに進出できないというルールで良いと思います》
《そろそろ5ゲーム以上2位をひき離してリーグ優勝したらCSは無し、無条件で日本シリーズへ。 ってルールにすべきだろ》
CSで最後まで盛り上がるのを楽しみに待つファンがいるのは間違いないが、多くは上原の意見に賛成のようだ。はたして “衝撃の” 提言は採用されるだろうか。