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「今日も無策」ドジャース・ロバーツ監督の采配にファン大ブーイング…“動かない” 監督がたまに動くと惨敗する皮肉

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記事投稿日:2025.09.05 19:10 最終更新日:2025.09.05 19:11
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「今日も無策」ドジャース・ロバーツ監督の采配にファン大ブーイング…“動かない” 監督がたまに動くと惨敗する皮肉

大谷翔平を見守るデーブ・ロバーツ監督(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

 

 8月から9月はポストシーズン(PS)、ワールドシリーズ(WS)に向け、大事な時期であることは間違いない。だが、21世紀初のWS連覇を狙うドジャースは、8月から現地時間9月4日(日本時間5日)まで31試合消化したが、15勝16敗と負け越している。

 

 しかも、ド軍はナ・リーグ西地区の首位であるため、この31試合中ア・リーグ東地区のブルージェイズ以外はすべて成績が下のチーム。それら格下のチームに大きく勝ち越せないようだと、この先が思いやられることは言うまでもない。

 

 

 負け方も大きな問題となっている。9月2日からの3連戦でパイレーツにスイープされたが、パ軍はナ・リーグ中地区の最下位。ド軍としては3連勝さえ頭に入っていたところ、その逆をやられてしまったわけだ。

 

 第2戦は0-3の敗戦で、残塁はまさかの10を数えた。完封負けはこれで8度めになる。野球式に言えば、走者を出し、塁を埋めても「あと一本が出ない」ということだ。このコメントは、いまやド軍のデーブ・ロバーツ監督の “口癖” になりつつあるという。

 

「とにかく残塁が多いのが最近のド軍の野球なんですが、そのたびにロバーツ監督は『(攻めに)一貫性がない』『工夫がない』『打開策がなかった』という言葉を使います。

 

 しかし、主力にチャンスが回ってきても打てないことがあるのが野球であって、そうならないためにいろいろな策を講じるのが指揮官の仕事です。工夫がないと選手を怒るのではなく、『作戦を工夫しろ』というのが選手側の本音ではないでしょうか」(現地記者)

 

 8月25日にはこんなことがあった。同地区の2位パドレスとの天王山。7回表で2-2の同点の場面で、ド軍はノーアウト一、二塁のチャンスを作る。NHK BSの解説者・武田一浩氏も「バントでしょうね」と予測。打者は下位の8番打者、ミゲル・ロハスなら当然のことだろう。

 

 だが、ロバーツ監督は何のサインも出さない。ロハスも3球めを打ち上げ、平凡なセンターフライに終わる。

 

 ところが、続く9番のダルトン・ラッシングが起死回生の3ラン。ベンチに帰ってきたラッシングにロバーツ監督は、してやったりとばかりにハイタッチを交わした。しかし、納得のいかない武田氏は「3ランは結果論。間違いなくロハスはバントだった」と回を跨いでも指摘していた。

 

 動かずに無策ぶりばかり目立つ指揮官に、SNSでは、ファンから大ブーイングが寄せられている。

 

《ドジャースロバーツ監督今日も無策で敗れる》

 

《ドジャース10残塁無得点。ロバーツ監督の無策に呆れます。最近、ドジャースはこういうゲームはが多い。》

 

《ロバーツってほんま最悪の監督やん こんな無能無策のヤツおる》

 

 最下位パイレーツの3連敗を喫した9月4日には、こんなことがあった。8回に入ってもド軍は0-5と敗色濃厚。ここで、動かないロバーツ監督が動いた。

 

 捕手のラッシングに代えて、経験を積ませる意味なのか、メジャーに昇格したばかりのロートベットを守備につかせたのだ。この時点で勝利はあきらめたと見られても仕方ない采配だった。

 

 ところが、9回にド軍がまさかの反撃を見せ、0-5から3-5に追い上げる。9回2死一、二塁で打席にはロートベットが入る。彼の打率は1割にも満たない.095。結果は予想どおりの3球三振。打撃のいいラッシングを残しておけばと思ったファンは少なくないはずだ。しかも、次打者は大谷翔平だったのだ。

 

 試合後、ロバーツ監督は悪びれずに耳を疑うようなコメントを発した。

 

「9回に8人も打者が回るとわかっていれば、(ラッシングを)残しておいたかもしれない。そうすれば結果は違ったかもしれない」

 

 動かない監督が動いたことによって皮肉な結果となったが、多くのファンが「この監督でいいのか」と感じたのは間違いないだろう。

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