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【世界バレー】佐藤淑乃、3位決定戦で世界ランク2位ブラジルに34得点「一目惚れした」“圧巻のパフォーマンス”にファン続出の予感

佐藤淑乃(NECレッドロケッツ川崎のHPより)
9月7日、タイのバンコクで『バレーボール世界選手権』(世界バレー)の3位決定戦がおこなわれた。世界ランク5位の日本は、世界ランク2位のブラジルにセットカウント2-3で敗れ、15年ぶりのメダル獲得はならなかった。
試合は文字通り死闘となった。
第1、2セットはブラジルの高さと強打になすすべなく、完敗のまま試合終了のホイッスルを聞くと思われた。しかし、ここから日本が本領を発揮する。チームコンセプトの一つである「最後まで諦めない」を実践するかのように2セットを連取。とくに第4セットでは、セットポイントからブラジルのオーバーネットでセットを奪取と思いきや、ブラジルのリクエストで判定は覆った。それでも日本は気持ちを切らすことがなく、接戦の末第4セットを奪った。銅メダルがかかった第5セットはさらに熱戦が繰り広げられた。一進一退が続きながら先にマッチポイントを握ったのは日本。だが、残念なことに決めきれず、16-18と最後は力尽き、悲願のメダル獲得はならなかった。
この試合、敗れたとはいえバレーボールファンの心を鷲摑みしたのはアウトサイドヒッターの佐藤淑乃だった。ブラジル相手に日本チーム最多の34点を挙げた。
「先のネーションズリーグから佐藤の人気はじわじわと上がってきて、世界バレーが開幕すると男性ファンからは『かわいい』と一躍人気になりました。試合が行われたタイでも人気急上昇し、男女問わず、彼女の写真や似顔絵を団扇に貼って応援するファンが大勢いましたね。
また、ブラジル戦はこれまでの評価かを一変するようなプレーを見せました。サーブレシーブが乱れて苦しいときにも『(トスを)私のところに持ってこい!』といったジェスチャーを何度も見せたし、スパイクを決めた際も今までのように笑顔だけではなかった。ガッツポーズや無言でキリっとした表情を見せたり。敗戦後の悔し涙にも魅了されたファンも多かったようです。間違いなく、敗れてなお、多くのファンを獲得したといえるでしょう」(スポーツライター)
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佐藤の新たな魅力に気付いたファンは大勢いた。
《佐藤淑乃さんのスパイク決めた後のガッツポーズが気持ちがこもり過ぎててたまらなかった。》
《 筑波大学時代からずっと注目していた淑乃が、ついにアタッカーとしてのポテンシャルをフル開放した!!》
《最後の最後にまた凄まじい試合を見せてくれたな~。見ていて何度も絶叫&涙があふれそうになった。「可愛いだけじゃ許されない」を有言実行した佐藤淑乃のプレーにはしびれまくった!》
なかには
《昨日の第3セット以降覚醒した佐藤淑乃選手に一目惚れしてしまったので生で拝みに行きます…》
と、こんな意見も。
ジャパンバレーボールリーグは10月10日に開幕し、NECレッドロケッツ川崎所属の佐藤が出場予定のSAGA久光戦は、10月11日におこなわれる。世界バレーをきっかけに女子バレー観戦者が増えるかも。