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「迷惑系ユーチューバーと変わらない」阪神Vで道頓堀ダイブするファンに人気アイドルも苦言…大仁田厚は生死の境をさまよったことも

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記事投稿日:2025.09.08 20:23 最終更新日:2025.09.08 20:23
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
「迷惑系ユーチューバーと変わらない」阪神Vで道頓堀ダイブするファンに人気アイドルも苦言…大仁田厚は生死の境をさまよったことも

 

 

《阪神優勝しても道頓堀川に飛び込まないでってあんなに言われてるのに、なんで飛び込むんですか? 準備周到なので、もはや家出る前から「飛び込んだろう!」と意気込んでますよね。》

 

 阪神タイガースが、歴代最速で2年ぶり7回めのセ・リーグ優勝を決めた9月7日夜以降、大阪・ミナミの道頓堀川では、今年も「道頓堀ダイブ」をするファンが続出。

 

 毎回、注意喚起されているにもかかわらず、阪神が優勝するたびに繰り返される悪しきイベントに苦言を呈したのが、アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかだ。

 

 

「猪狩さんは冒頭のように切り出すと、続けて、《やってること迷惑系ユーチューバーと変わらないですよ。何かあったら救助する人も必要ですし、誰も幸せになりません》とポストしました。

 

 大阪府警の発表では、今年は午前0時半までに29人の飛び込みが確認されたようです。ただ、飛び込んだはいいものの、猪狩さんの言うように途中で溺れかけた男性もいたようです。道頓堀川の北側から飛び込んだこの男性は、警察官2人から投げ込まれた救助用の赤い浮き輪をつかみ、最後は警察官の手を借りながら南側の川沿いに引き上げられました。

 

 男性が引き上げられると、集まっていた群衆から拍手が起こったそうですが、浮き輪がなかったら事故につながっていた可能性も否定できないわけで、どう考えても迷惑きわまりない行為です」(事件担当記者)

 

 そんな道頓堀ダイブをめぐっては、過去に死者も出ている。スポーツ紙記者が語る。

 

「星野仙一監督のもと、1985年以来となる18年ぶりVを決めた2003年のリーグ優勝時には、5300人が飛び込み、うち1人が死亡。亡くなった男性は、数時間後に川底で遺体で見つかるという、悲惨な結末を迎えています。

 

 そのときに比べれば、いまは警察官の警備体制も含めて対策は徹底されており、飛び込む者は激減。橋から飛び込む際も、そこまで落差のない場所からしか飛び込めなくなっているせいか、以前ほど、負傷者は出ていないようです」

 

 とはいえ、警察官の警告を無視して飛び込む者は相も変わらずいるわけだ。

 

「阪神優勝とは関係ありませんが、実は、道頓堀に飛び込んで、生死の境をさまようことになった有名人もいるんです。プロレスラーの大仁田厚さんです。

 

 1992年12月、FMW(当時の所属団体)のタッグリーグ戦を制した大仁田さんは、その勢いのまま、真冬の道頓堀川にダイブ。ところが、傷口から菌が入ったことで、敗血症に陥りました。

 

 大仁田さんはICUで手術を受け、18日間、危篤状態だったこと、死亡する確率が70%の瀕死状態だったことを、後年になって明かしています。要するに、それほど危険だというわけです」(同)

 

 こうしたことが語り継がれているにもかかわらず、繰り返される危険なダイブ。事故が起きなかったからOK、ということではないはずだ。

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