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佐々木朗希、リハビリ登坂で160km超の速球連発で“復帰の兆し”…メジャー昇格後の起用法とは?

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記事投稿日:2025.09.11 16:47 最終更新日:2025.09.11 16:47
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
佐々木朗希、リハビリ登坂で160km超の速球連発で“復帰の兆し”…メジャー昇格後の起用法とは?

佐々木朗希

 

 ドジャース佐々木朗希が、マイナーでの“最終試験”で好投を見せ、土壇場でメジャー昇格に大きく近づいた。

 

 9月9日(日本時間10日)、3Aサクラメント戦に出場した佐々木は、マイナーでの通算5度目のリハビリ登板だった。4回2/3を投げて被安打3、8奪三振3失点。3失点はいずれも疲れの見えた5回のもので、それまでの内容は完璧に近いものだった。初回から160kmオーバーの速球を連発し、最速は161.9kmだった。相手がマイナーの選手だったとはいえ、久々に打者を圧倒する佐々木朗希が見られた。

 

 

「5月13日に肩の違和感から負傷者リスト入り(のちにインピンジメント症候群と判明)した佐々木ですが、これまでの4度のマイナー登板では、彼の代名詞でもある160kmを超える快速球は影を潜め、最速で158km、平均にすると155kmに満たないものでした。速球で圧倒する本来の投球がまったく見られなかったので、デーブ・ロバーツ監督も話が彼の復帰に及ぶと、どこかしら元気がなくなり、ハッキリとは言わないまでも今季中のメジャー復帰には懐疑的だった様子が伺えました。

 

 でも、9日の投球内容について聞かれると『すばらしい!』と喜びを隠さず、よほどうれしかったのか、今後の起用法についても『あらゆる選択肢を検討すべきだ』と語ったほどでした」(現地記者)

 

 では選択肢のなかで一番可能性の高いのは?

 

「今季のド軍は、中盤戦まではローテーションピッチャーが次々と故障で抜け、代わりの投手も活躍できない時期が続きました。信頼できる投手は山本由伸ただ一人、という状態が続いたんです。しわ寄せは中継ぎ陣に登板過多という形できてしまいました。

 

 ただ、夏にIL(負傷者リスト)入りしていた先発投手が戻ってくると、山本、カーショウ、スネル、グラスナウ、シーハン、そして大谷翔平と、ナ・リーグでも指折りの先発ローテーションが出来上がったわけです。もし佐々木が復帰してもローテーションには入れないでしょうが、リリーフとしていまだ登板過多の中継ぎ陣を助けることができます。何よりも短いイニングなら、彼の快速球はより威力を発揮するはずです。もしあの日の活躍が本物なら、中継ぎで勝ちゲームに登板するパターンが増えてくると思います」(同前)

 

 ド軍は9月10日(同11日)のロッキーズ戦に9-0と快勝し、ナ・リーグ西地区では2位パドレスに3ゲーム差をつけた。

 

 ただし、気の抜けない戦いは最後まで続く。まず9月12日(同13日)からはド軍と同地区で3位ながら猛烈な追い上げを見せているジャイアンツと3連戦。続いてナ・リーグ3地区で勝率2位を争うフィリーズと3連戦。さらにジャイアンツと4連戦と、試練の計10連戦が待ち受けている。

 

 野手ではともにユーティリティのエドマンとキム・ヘソンがILから帰ってきた。そこに中継ぎとして佐々木が加わるなら、今季初めてベストメンバーが揃う結果となる。

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