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大谷の記録“ぶち壊し”…ロバーツ監督の“迷采配”にファンの怒り、垣間見えた選手からの“不信感”

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記事投稿日:2025.09.18 21:04 最終更新日:2025.09.18 21:04
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
大谷の記録“ぶち壊し”…ロバーツ監督の“迷采配”にファンの怒り、垣間見えた選手からの“不信感”

9月17日(現地時間18日)の大谷翔平(写真・AP/アフロ)

 

 ドジャースタジアムに駆けつけたファンは、怒りまくっていた。沈黙していたフィリーズ打線に火をつけ、大谷翔平の2勝めを消してしまったジャスティン・ロブレスキー投手に対してではない。打ち込まれているにもかかわらず、長く引っ張ったド軍のデーブ・ロバーツ監督に対してだった。その証拠に、交代を告げるためにベンチを出てきた指揮官には、耳をつんざくような大ブーイングが浴びせられた。

 

 9月16日(日本時間17日)。この日、先発した大谷は5回無安打零封の快投。好不調のバロメーターのひとつとされるフォーシームは160km/hオーバーを連発し、強打のフィリーズ打線を力でねじ伏せた。

 

 ホームラン王争いをしているカイル・シュワーバーに対しては2打数ノーヒット、1三振と“完勝”。

 

 また、降板後に逆転されて迎えた8回裏には、先頭打者として50号ソロを放った。昨季の54本塁打に続く大台到達で、2年連続で50本塁打を記録するのは史上6人めの快挙。

 

 

 過去の5人はそうそうたる顔ぶれだ。“野球の神様”ことベーブ・ルースはただひとりだけ2度、達成し、マーク・マグワイア、ケン・グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、アレックス・ロドリゲスは1度、達成した。いずれもMLB通算500本塁打を超えるレジェンド打者だ。そこに大谷が仲間入りしたことになる。

 

 さらに史上初の「50本塁打-50奪三振」を同時達成。“二刀流”は現在、大谷ただひとりということを考えれば、不滅の大記録となることは間違いない。

 

 本来なら試合後はお祭り騒ぎとなって当然だったが、球場が静まり返っていたのは、ロバーツ監督の采配によって、大谷の偉大な2つの記録をぶち壊されただけでなく、逆転負けを喫したからだ。

 

 ポストシーズン(PS)では、試合数の関係からも第2シードに食い込みたいところ。その権利を直接争うフィリーズに、ホームで連敗したことで、5ゲーム以上離されることになった。それだけに、ファンはロバーツ監督の“動かない采配”に怒りをぶつけたかったのだろう。

 

「はっきり言って、ロバーツ監督の采配は、動いても、動かなくても失敗傾向にある、まさにドツボの状態に陥っています。今回は動かずに失敗しましたが、山本由伸があと一死でノーノーのとき、打たれたことで交代させ、その後、まさかの逆転負けです。指揮官自身も、どうやっていいのかわからない状態に追い込まれているのかもしれません。

 

 ただ、いちばんファンが怒っているのは、そこではありません。ロバーツ監督は、敗戦の要因を中継ぎ陣としているのです。『調子が上がってこない』とか『自信を失っている』など、メディアを使って批判しているわけです。たしかに中継ぎ陣は調子を落としていますが、それはシーズン序盤から、ロバーツ監督が酷使したから。その疲労がいま出ていることは、誰の目にも明らかなんです。すでに熱烈なド軍ファンからは『この人が今後も指揮を執るなら、連覇は無理』といった声が多く出ています」(現地記者)

 

 SNSでも、ロバーツ監督への不満は爆発している。

 

《ロブレスキーに対してというより、ロバーツ監督がマウンドに来る時のブーイング凄かったですねw やっぱここん所の継投失敗続きを観てるとね》

 

《監督を代えた方がよいね》

 

《日本でも、ロバーツ監督の無策、無能。解任しろ!の声も多いんだ。当然です。》

 

《本人(大谷)も「いける」と言うのに降板させたのは監督が無能な証明 球数も68球 この監督の投手を見る目はメジャー最低じゃね?》

 

 9月17日(同18日)、ド軍は大谷の51号などでフィリーズ戦のスイープを免れた。しかし、7回2死、一二塁の場面で“事件”が起こった。この日先発のブレーク・スネルは気迫のこもった快投でフィリーズ打線をまったく寄せつけなかった。唯一のピンチとなったのは7回のみ。この場面でロバーツ監督は、代える気満々でベンチを飛び出す。その証拠に、アレックス・ベシアがブルペンから出てきたのだ。

 

 ところがスネルは、ロバーツ監督をにらむようにして首を横に振りつけた。その気迫に押されたロバーツ監督は、ひとことふたことスネルに告げ、ベンチに下がるしかなかった。

 

 するとスタンドから大きな拍手がわき起こり、ウェーブも発生。これに応えてスネルはオットー・ケンプを三振に打ち取った。

 

 観客は大喜びだったが、交代拒否で明るみに出た指揮官と選手の関係。PSに向け、ロバーツ采配には不安しかない。

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