
男子マラソン選手の大迫傑が、9月25日に自身のInstagramを更新。「自分の限界を決めるのは自分だけ。それとも他人の騒音に耳を傾ける?」(編集部訳)と英語で投稿し、新たな決意と思わせる言葉を綴った。
「大迫さんは以前から現役続行を表明していただけに、2028年ロサンゼルス五輪へ向けた決意表明とも取れる内容です。いまもハードな練習を繰り返し、SNSでの投稿を見る限り、惚れ惚れするようなランニングフォームは健在ですね。
東京五輪での6位入賞に続き、パリ五輪でも入賞を狙っていましたが、先頭集団についていけたのは20km付近まででした。上位陣のチェンジオブペースに足を使いすぎ、徐々に順位を落とすことに……。それでも粘り強く走り、結果は13位でした」(スポーツ紙デスク)
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ただ、この投稿で最も注目されたのは、決意の言葉でもしなやかなフォームでもない。左腕全体と右わき腹に入ったタトゥーだ。左腕には「Discipline」(「規律」の意)の文字が、右わき腹には薔薇が鮮やかに描かれていた。
この投稿に関して、
《腕にタトゥーが....ごっついな。》
《大迫傑さんタトゥー増えていってるのイイね 実業団所属の選手は難しいかもやけど、日本の陸上選手にもタトゥーした選手が増えて欲しい》
《大迫傑、いつの間にかタトゥー入ってたけど正直めちゃくちゃ似合ってる、かっこいいぜ》
などなど、驚きのコメントが多く寄せられている。
「肯定的なコメントが多いようですが、いまでもタトゥーには否定的な意見が多いのも事実です。少し前の話ですが、2002年日韓共催W杯で、イングランド代表デービッド・ベッカムは注目の的でしたが、腕にタトゥーが入っているということで、真夏の大会だったにもかかわらず、1人だけ長袖のユニホームを着ることを命じられました。
ボクシング元世界王者の井岡一翔も左腕全体に入っていますが、試合ではクリームなどで消すことを要求されています。
大迫に対しても、Xで《絶対に応援しない》という投稿があるように、一部のファンからは根強い拒否感があるのです。
マラソンではランニングシャツでレースに出ることがほとんどで、腕は見えてしまう。日本でのレースということになれば、隠したりクリームを塗ったりと、規制がかかることもありえます」(同)
先の『世界陸上』では多くの選手がタトゥーを入れていたが、日本で定着するには、もう少し時間がかかるかもしれない。