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巨人、“菅野の穴”埋められず勝率5割に…オフに獲得狙うは「よきアドバイザー」と好評価の「中日右腕」

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記事投稿日:2025.10.10 17:50 最終更新日:2025.10.10 17:59
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
巨人、“菅野の穴”埋められず勝率5割に…オフに獲得狙うは「よきアドバイザー」と好評価の「中日右腕」

巨人・阿部監督

 

 2024年はセ・リーグを制しながら、クライマックスシリーズ(CS)では3位から勝ち上がってきた横浜DeNAに屈した巨人。それだけに今季のセ・リーグ連覇、日本一は至上命令だった。しかし、ペナントレースでは阪神に独走を許して3位に転落するばかりか、70勝69敗4分けで勝率.504と、2022年に原辰徳氏が率いたときの勝率.486に近い成績に終わった。

 

「横浜DeNAに下剋上を許した屈辱を晴らすべく、巨人は今季に向けて“大型補強”を行いました。中日からライデル・マルティネス投手を4年総額50億円以上と、MLB並みの好条件で契約。マルティネスはリーグを代表するレベルのクローザーですから、長嶋茂雄氏、原辰徳氏が指揮を執っていた時代の『“欲しい欲しい病”が復活した』と揶揄されたほどでした。ほかにも、ソフトバンクの甲斐拓也との契約は5年総額15億円と言われています。また、昨年楽天で未勝利だった田中将大とは1億6000万円という大盤振る舞いの契約を結びました。それでも3位の体たらく。今オフも補強は続きますが、狙いは投手、それも先発投手を第1ターゲットにしています」(巨人担当記者)

 

 昨季、巨人の菅野智之は巨人トップの15勝3敗の好成績を挙げたが、オフには海外FA権を使ってボルチモア・オリオールズに移籍した。結局、巨人は彼の抜けた先発の穴を補うことはできなかったわけだ。

 

「菅野は最多勝を獲得し、しかも一人で貯金12を作ったわけです。今季、これを一人の投手で補うことは難しいと判断し、複数の投手でカバーする作戦に出たのですが、正直上手くいきませんでした。山崎伊織は11勝4敗とがんばりましたが、エースの戸郷翔征は8勝9敗と負け越してしまった。だからこそ、狙うのは先発投手で貯金が作れること。ターゲットの最右翼は中日ドラゴンズの柳裕也投手です」(同前)

 

 柳は今年8月に国内FA権を取得しており、本人は行使する予定も「まずは中日の話を聞いてから」と話している。

 

「中日も柳のFA権取得を見越して、昨オフの契約更改では複数年契約を提示しています。でも、本人は単年契約にこだわったことから、『来年はFA移籍に動くだろう』と言われていました。

 

 柳は2017年の初登板以降、2桁勝利は2回だけで、通算成績は51勝61敗。でも、その間の球団は2020年以外すべてBクラスです。大きな要因として挙げられてきたのが打線の弱さでした。要するに、援護点がなかなか得られなかったから勝ち星が伸びなかった。それが巨人の評価では、打線がうまく機能すれば勝ち星はもっと伸びるとされているようです。中日では若手投手のよきアドバイザー的な役割を担うなど、リーダーシップの取れる投手として人気株になるでしょう」(スポーツ紙デスク)

 

 柳の気持ちを前面に出す投球スタイルは巨人・阿部慎之助監督の好みだというが、はたして──。

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