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渋野日向子「TOTOジャパンクラシック」出場困難も望みかけ現地へ…直前の「好成績」と「人気」が後押しに

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記事投稿日:2025.11.04 18:34 最終更新日:2025.11.04 18:48
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
渋野日向子「TOTOジャパンクラシック」出場困難も望みかけ現地へ…直前の「好成績」と「人気」が後押しに

11月2日、「樋口久子 三菱電機レディス」最終日でティーショットを放つ渋野日向子

 

 全米女子プロゴルフ協会(LPGA)と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の共催でおこなわれる「TOTOジャパンクラシック」が、滋賀県の瀬田GC北コースで11月6日から開催される。

 

 世界と日本のトッププロが参加する大会だけに、賞金総額は前年大会から10万ドル増の210万ドル(約3億2000万円)、優勝者には31万5000ドル(約4800万円)と、高額なものになっている。

 

 出場選手も世界ランキング3位のミンジー・リー(豪)、米ツアー12勝のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、同1勝のイ・ソミ(韓国)ら海外のトッププロに加え、今季、LPGAを主戦場にしている日本人選手も9人が出場予定と豪華である。

 

 なかでも、10月30日~11月2日の「メインバンク選手権」最終日に8打差から追いつき、3人でのプレーオフの末、LPGAツアーで2勝めを飾った山下美夢有(みゆう)は、2週連続&今季3勝めの期待がかかる。

 

 また前年、同大会で初優勝を遂げた竹田麗央(りお)は、大会連覇の権利を持ってプレーすることになる。

 

 ただ、日本のゴルフファンにとって少々、寂しいのは、渋野日向子の現状である。渋野は今季、LPGAツアーを中心とし、23試合に出場したが(うち1試合は途中中止)、半分以上の12試合で予選落ちを経験。6月初めの「全米女子オープン」でこそ7位タイと、ビッグトーナメントに強いことを示したが、そのほかは下位ばかり。予選通過での成績は、29位が1試合あるだけで、あとの21試合はすべて50位前後となっている。

 

 となればランクが下がるのは当然で、現在は104位となっており来季、LPGAのフル参戦は極めて厳しい状況になっている。

 

 そのため「TOTOジャパンクラシック」への出場権は確定できていないばかりか、ウェイティングでも4番手の位置に甘んじている。

 

「4番めの現状を考えると、出場は非常に難しい状況といえるでしょう。それでも渋野は『(出場できずとも)行ったほうが後悔しないと思うので、(滋賀に)行こうかと思っています』と話しています。彼女の、つねに前向きな性格がそうさせるのでしょうが、じつは10月31日からの『樋口久子 三菱電機レディス』の好成績も影響していると思います。

 

 初日こそ2オーバーと出遅れましたが、2日めは4連続バーディーを奪うなど、67の好スコアをマーク。最終日も5バーディー、ノーボギーと“シブコチャージ”を見せて、再び67をマークしました。結局、通算8アンダーの13位フィニッシュは、久々の上位進出でした。

 

 また、何よりもうれしそうだったのは、目の当たりにした自身の人気ぶり。連れ歩くギャラリーは日に日に増えていき、最終日は、トップ争いをしているわけではないのに、その数はトップ。渋野は『次もがんばれそうだな、と思える終わり方ができました』と、ファンからの後押しに感謝しつつ、手ごたえをつかんだようでした。それも滋賀に向かわせる結果となったのでしょう」(ゴルフライター)

 

 名前の「日向子」どおり、出場権はないにもかかわらず滋賀に“向かう”渋野。吉報は届くだろうか。

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