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【MLB】ロバーツ監督、今季も「最優秀監督賞」から外れる…ポストシーズン10年連続進出でも評価は上がらず

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記事投稿日:2025.11.06 20:05 最終更新日:2025.11.06 20:05
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
【MLB】ロバーツ監督、今季も「最優秀監督賞」から外れる…ポストシーズン10年連続進出でも評価は上がらず

優勝パレードで声援に応えるデーブ・ロバーツ監督(写真:AP/アフロ)

 

 MLBのカレンダーはNPBより “早く回っている” ということらしい。MLBはシーズンが終わって中1日でポストシーズン(PS)に突入。一方、NPBがクライマックスシリーズを開催するのは、シーズン終了から1週間も経ってから。

 

 ワールドシリーズ(WS)後も流れは早い。第7戦終了後の翌11月2日(日本時間3日)には、今オフFA権取得の137選手が発表された。さらに3日(同4日)には、両リーグのサイ・ヤング賞、MVPの候補選手が発表された。

 

「この2つの賞ほど注目は集まりませんでしたが、同日、両リーグ最優秀監督賞のファイナリストが3人発表されたんです。ア・リーグでは、ロサンゼルス・ドジャースと激戦を演じたトロント・ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督が、当然のように入りました。

 

 ほかにクリーブランド・ガーディアンズのスティーブン・ボート監督、シアトル・マリナーズのダン・ウィルソン監督が入りましたが、3人に共通しているのはPSに導いたということです。そして、ナ・リーグの候補3人も、同様にPSに導いた監督が選ばれています。

 

 ところが、その3候補のなかに、世界一のチームとなったデーブ・ロバーツ監督は入っていませんでした」(現地記者)

 

 今季のド軍は、レギュラーに故障者が続出したほか、いっこうに調子の上がらない中継ぎ陣など、戦力的にも苦しいシーズンだった。それでもWS制覇に導いたのは、ロバーツ監督の手腕と言えなくもないが……。

 

「まずはっきりしておきたいのは、最優秀監督賞は全米野球記者協会が選出するものですが、評価はシーズン終了までで、PSの成績は加味されません。世界一の称号は関係ないということです。

 

 ですから、ロバーツ監督のシーズン中の評価が、候補入りした3監督ほどではなかったということです。やはり、リリーフの選択ミスで何度も先発の勝ちをなくしたことが大きなマイナスだったのでしょう。

 

 また、攻めに関しても、これといった作戦は出さず、選手にまかせっきり、というのがこちらでの見方でした。それでも世界一になれたのは、選手個々の力によるものが大きいと言われます。実際、シーズン後半には『解任』を希望するファンがかなりいましたからね」(同)

 

 ロバーツ監督は、2016年にド軍の監督に就任して以来、10年間すべてPS進出を果たしている。WS制覇も、今季の連覇で3度となった。これだけ成績を残している監督は、ほかの29球団を見渡してもいないのだが、それでも最優秀監督賞を受賞したのは2016年のただ1回のみ。

 

 やはり、ロバーツ監督は、専門家からまったく評価されていないと言わざるを得ない。

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