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サッカー日本代表、ボリビア戦勝利で世界ランク18位に…北中米W杯で“死の組”回避となったワケ

スポーツ 記事投稿日:2025.11.20 19:41 最終更新日:2025.11.20 19:43

サッカー日本代表、ボリビア戦勝利で世界ランク18位に…北中米W杯で“死の組”回避となったワケ

2025年11月18日、日本代表100試合めを白星で締めくくった森保一監督(写真・桑原 靖)

 

 11月18日、国立競技場でおこなわれた「キリンチャレンジカップ2025」のボリビア戦。日本代表は前半早々の4分に鎌田大地の一撃で先制すると、後半にも町野修斗、中村敬斗と途中出場の2人が加点し、3-0で完勝という形で終えた。この試合は、森保一監督が日本代表を率いて100試合めとなるメモリアルマッチ。白星という形で締めくくることができた。

 

 森保ジャパンは2018年9月11日の国際親善試合のコスタリカ戦を3-0と勝利して以来、通算69勝17敗14分け、勝率は.690と高い勝率を誇っている(PK戦は引き分け扱い)。今年に入っても8勝2敗2分け、勝率.615と、好調を維持している。そのなかには先日おこなわれた“サッカー王国”ブラジル戦の3-2という大逆転勝利も含まれている。

 

 好調を維持したことで、11月20日に発表されたFIFA世界ランクでは順位を1つ上げて18位となった。この結果、2026年北中米W杯での組み分けでは、第2ポット入りが確定したことになる。

 

「北中米W杯は、カナダ、アメリカ、メキシコで開催され、過去最多の48カ国が参加しておこなわれます。まず、その48カ国がポット1から4に分けられ、最終的に組み合わせ抽選会でそれぞれのポットから1組ずつ選ばれグループAからグループLまで振り分けられることになっています。

 

 ポット1には開催国の3カ国に、世界ランク上位9カ国を含めた12カ国が入ります(メキシコがA組、カナダがB組、アメリカがD組に入ることが決定済み)。ポット2には世界ランク10位~21位、ポット3には22位~33位、ポット4には34~39位と欧州予選プレーオフ勝者(4カ国)、大陸間プレーオフ勝者(2カ国)を合わせた12カ国となっています。今回、日本は世界ランク18位なので、ポット2に入ることが決定しました」(サッカーライター)

 

 一見、試合と関係なさそうなポット分けだが、「ポット2とポット3のどちらかに入るかということに、大きな違いがあります」と続ける。

 

「前回のカタールW杯では、日本はポット3だったため、ポット1のスペイン、ポット2のドイツと同組でした。両国ともW杯優勝経験がある強豪国だけに、大会前には“死の組”だったと悲観的な声が多かったのです。

 

 その点、今回はポット2に入ったため、世界ランク10~21位の強豪国とは当たらずに済むわけです。もちろん、ポット1の最上位国とは必ず同組になりますが、ポット3と4の“格下”とも試合が組まれるわけです。彼らと対戦するときはメンバーを大幅に組み替えるなど、ターンオーバー制を敷くことができます。これは長く勝ち進むうえで非常に重要なこと。主力選手を休ませることができますからね。最大の目標である『W杯優勝』のためには、まずは一安心といったところでしょう」(同前)

 

 現時点では48カ国中、42カ国の出場が確定している。運命の組み合わせ抽選会は、12月5日(日本時間6日)にアメリカの首都・ワシントンでおこなわれる。結果はいかに──。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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