
ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督
ロサンゼルス・ドジャースのユーティリティープレーヤーであるキケ・ヘルナンデスが11月15日(日本時間16日)、左ひじの手術を受けたと発表した。キケはシーズン当初から左ひじの痛みに悩まされ、ワールドシリーズ(WS)に入っても痛みは消えなかったという。
2025年オフに入り、ド軍で手術を受けたのは2人め。もう一人は内外野をこなせるトミー・エドマンで、手術箇所は、シーズン中に痛めた右足首だった。
「プレースタイルが似ている2人ですが、オフの手術によって来年3月開幕予定のWBCへの参加を断念せざるを得なくなったんです。エドマンは韓国代表として2023年の前回大会に続いて2度めの出場を目指していました。キケに至ってはプエルトリコ代表として2017年、2023年に続き3大会連続出場を熱望していただけに、大きなショックを受けているようです」(スポーツ紙記者)
ショックを受けているのは、プエルトリコ代表の監督にして、長年MLBを代表するキャッチャーとして大活躍してきたヤディエル・モリーナ監督だろう。キケは複数のポジションを守れるだけでなく、WBCのような短期決戦でめっぽう強い。2025年のポストシーズン(PS)でも16安打を放ち、WS連覇に貢献。また底抜けに明るい性格で、プエルトリコ代表のリーダー的役割としても期待されていたからだ。
ただ、2人のWBC欠場の影響は、「これだけに留まらない」と現地記者は語る。
「エドマンは内外野の守備をハイレベルでこなせるうえに、スイッチヒッターでとくに右打席はパンチ力がある。その思わぬ一撃で何度もド軍を救ってきました。もし彼がWBCだけでなく、シーズンの序盤に出れないとなれば、代わりの選手を擁ししなければいけなくなります。
また、キケは首脳陣からの信頼も厚く、ファンからの指示も絶大です。しかも、今後もWS連覇を目指すド軍にとって“お祭り男”の異名をとる彼の存在は不可欠です。オフにFAとなったキケは、『再契約は間違いない』と言われていましたが、今回の手術でその話も分からなくなってきたようです」
また、今オフの補強を救援陣第一に考えてきたのは、彼らのようなユーティリティープレーヤーがいたからこそ。その彼らが不在となれば、補強面での戦略の見直しに踏み切らなけばいけない。
「今オフの補強はブルペン陣にあることは誰もが認めるところです。しかも、2年前までクローザーを務めていたエバン・フィリップスとの来季契約に関しては、ノンテンダーにするか再契約するかが現在でも不透明なんです。それだけに補強は変わらずブルペン陣中心と見られていましたが、エドマンらの手術でそうもいっていらなくなった。最優先は、ブルペン陣から野手に変わるかもしれない。その野手では再度、今WSで大きな壁となってド軍に立ちはだかったブルージェイズのボー・ビシェットが最有力です。まだ28歳ですから長くプレーできることも利点です」(前出・現地記者)
やや高齢化し始めたド軍の野手陣だけに、“ケガの功名”としたいところだが……。
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