「FIFAワールドカップ2026」の組み合わせ抽選会(写真・アフロ)
12月5日(日本時間6日)、「FIFAワールドカップ2026」の組み合わせ抽選会が、アメリカのワシントンでおこなわれた。
1998年フランス大会に初出場して以来、初めてポット2に入った日本(世界ランク18位)は、ポット1からオランダ(同7位)、ポット3からチュニジア(同40位)、ポット4からは欧州予選プレーオフ(PO)B組を勝ち上がった国とともに、グループFとなった。欧州PO B組には、ウクライナ、ポーランド、スウェーデン、アルバニアの勝者が選出される。
初のベスト8進出を狙うサッカー日本代表のファンにとって大事なイベントであったが、とある問題があった。
「抽選会は、NHKが午前1時45分から中継することになっていました。しかし、午前2時に抽選会会場のジョン・F・ケネディ・センターに映像が切り替わってからというもの、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長のあいさつをはじめ、アーティストによるライブ演奏やトランプ大統領のFIFA平和賞の受賞など、さまざまなイベントが目白押しとなっており、なかなか肝心の “組分け” がおこなわれませんでした。
結局、抽選会が始まったのは、中継開始から1時間以上が経過した午前3時30分ごろでした」(スポーツ紙記者)
実際に、Xでは抽選会に対する批判的な声が上がった。
《ワールドカップ抽選会を見たくて3時まで起きてるのであって、リオ・ファーディナンドの寸劇を見たいのではない》
《ワールドカップ組み合わせ抽選会、長い!いつになったら始まるの!》
このような抽選会の “興行化” は近年加速しているという。
「抽選会でさえ、FIFAは世界的なイベントの1つとして捉えるようになっていて、年々イベントが派手になってきています。莫大な広告料が入りますから。
マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表キャプテンを務めたリオ・ファーディナンドによる寸劇なども放送されました。もちろん、サッカーファンを楽しませるためですが、こうしたエンタメ化を嫌がる人も多いのです。
ファンは、自国がどのグループに入るかを重視しているわけですから、今後も『イベントが本当に必要なのか』というブーイングの声は増えるでしょうね」(サッカーライター)
2026年6月11日から史上最大規模の48カ国で開催される北中米W杯。“史上最強” と謳われる日本代表の躍進に期待がかかる。
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