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渋野日向子 「最終予選会」24位で米ゴルフ来季出場権ギリギリ獲得!ラウンド終了後には“涙”

スポーツ 記事投稿日:2025.12.10 20:05 最終更新日:2025.12.10 20:05

渋野日向子 「最終予選会」24位で米ゴルフ来季出場権ギリギリ獲得!ラウンド終了後には“涙”

来季出場資格を獲得した渋野日向子(写真・共同通信)

 

 ファンのみんなはこれを待っていた。そう、“シブコ”のうれし涙を──。

 

 12月9日(日本時間10日)、LPGAツアーの『最終予選会』最終日が、米アラバマ州のマグノリアグローブGCでおこなわれた。

 

 渋野日向子はこの日72で回ると、通算5アンダーで24位となり、来季の出場権が与えられる25位以内をギリギリで突破。同じく5アンダー24位でプレーを終えた西村優菜を出迎えると、「我慢していたけど、ゆなパン(西村)を見たら泣いちゃいました」と二人して大粒の涙を流した。なんとか出場権を獲得した渋野は、ラウンド終了後に「(予選会は)ホントに苦しい一週間でした。自分で苦しくさせてるような感じではありましたけど、ギリギリで通って良かった」と安堵の表情を見せた。

 

 渋野が「苦しい一週間」と語ったように、最終予選はタフなコースとともに、気候や環境も大きなプレッシャーとなって選手たちに襲いかかってきた。雨で開幕が1日遅れると、スタートしてからも雨風の悪天候が続き、グリーン上はまるでプールのように水が溜まる。数時間の中断は当たり前の毎日で、連日の日没サスペンデッドとなった。

 

 持ち越しとなった最終日も前夜からの冷え込みにより、コースは霜で覆われるなど最悪な状態。またも2時間遅れでスタートした。試合前、90ホールを5日間かけて戦う予選会は、ツアーよりもタフと紹介されていたが、結局は90ホールが72ホールに短縮され、期間も1日延びて6日間の戦いとなった。

 

「この結果、渋野は西村とともに来季ツアーの限定的な出場権を獲得したことになります。もし出場権を逃していたら、それはまさにLPGAツアーからの撤退を意味しただけでなく、今後の競技人生にも大きな影を落とす結果となっていたはずなんです。というのも、渋野には現在、多くのスポンサーがついていますが、26位となってアメリカで戦えないとなると、そのスポンサーの多くが渋野から離れていく可能性があったからです。最終予選の24位と26位にはスコア的にはわずかな差しかありませんが、結果はとてつもない差を生んだことになります」(ゴルフライター)

 

 Xには、祝福の声が多数寄せられている。

 

《しぶこちゃんよかったねー 来年こそ!完全復活をと願ってます。》

 

《本当に良かった!来年は、#しぶこ の笑顔を見たい》

 

 また、同じく出場した櫻井心那は、10位タイと日本人最上位で来季ツアーの限定的出場権を獲得。さらに、原英莉花が下部ツアーからの昇格を決めた。

 

 今季は渋野、西村を含めた13人の日本人選手が活躍し、日本人優勝者数は過去最多の6人。そこに櫻井、原が加わり、来季は過去最多を更新する15人の日本人選手が参加する。世界最高峰の舞台で、さらなる日本人選手の活躍が期待される。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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