
佐々木朗希
12月11日(日本時間12日)、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、2026年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場すると発表された。
今季のワールドシリーズでは、過去に例を見ない快投で一躍全米でも認められた山本。今度は日本代表のユニホームを着て世界へとアピールする。
一方、同じド軍の佐々木朗希はWBCに出場しないと報じられた。
「今季は、大きな期待を持って迎えられた佐々木でしたが、右肩のケガがことのほか重傷で、5月に負傷者リストに入ると長期離脱を余儀なくされました。
その後、シーズン終盤からポストシーズンではクローザーとして劇的な復活を遂げましたが、チームは来季、先発への復帰を認めているため、慎重を期して『NO』の答えを出したようです。
デーブ・ロバーツ監督も5日に配信されたABEMA番組『おはようロバーツ』で『朗希がWBCで投げたら驚く』と語っていましたからね。
これまでの先発に加え、クローザーとしての役割をこなせることを実証していただけに、侍ジャパンの井端弘和監督にとっては、あまりにも痛い戦力の離脱となるでしょう」(スポーツ紙記者)
この決定には井端監督だけではなく、日本の多くのファンも無念の声をあげているが、Xでは
《将来を見据えて出場見送り。無理をさせない判断もまた、長期的に見れば正解だと思う》
《ローテーションを守れて投げられるようになるのが最優先。懸命な判断》
と、佐々木の体調を気遣い、出場見送りに賛成する声も多い。
「佐々木のポテンシャルの大きさは、誰もが認めるところ。ただ、それに見合った体ができていないことも間違いありません。本来なら今年1年をかけて、じっくりとMLBで投げられる体作りを主とするべきでしたが、ド軍のローテーション、ブルペン陣を考えるとそうはいかなかったわけです。その結果、無理をしてケガをしてしまいました。
当然、日本のファンもそれはわかっている。だからこそ、佐々木の不在を残念とは思いつつも、出場見送りに賛同する人が多いのでしょう」(同)
そんななか、嬉しいニュースが飛び込んできた。ボルティモア・オリオールズからFAとなっている菅野智之が、侍ジャパンメンバーに内定したという。菅野にとっては2017年大会以来、2度めのWBCとなる。
ほかにも今永昇太、菊池雄星とMLBのローテンションピッチャーも出場に意欲を燃やしている、との報道もある。
各国が投手の選抜に悩むなか、侍ジャパンだけは、どこよりも強固なローテーションが組めるに違いない。
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