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楽天・辰己、5年連続ゴールデンクラブ賞でも契約決まらず…関係者が明かす “辰己節” への懸念

スポーツ 記事投稿日:2025.12.17 15:40 最終更新日:2025.12.17 15:48

楽天・辰己、5年連続ゴールデンクラブ賞でも契約決まらず…関係者が明かす “辰己節” への懸念

プレミア12、台湾戦での辰己(写真・桑原靖)

 

 日本プロ野球で2025年オフにFA宣言した選手は、国内FA宣言が4人、海外FA宣言が4人の計8名だった。

 

 12月16日現在、その8名のうちまだ去就が決まっていないのが、国内FAのソフトバンク・東浜巨投手、楽天・辰己涼介外野手、海外FAの楽天・則本昴大投手の3名だ。3選手とも実績十分だが、それぞれにマイナスポイントが存在し、いまだ決まっていない。

 

「東浜はソフトバンクのローテーションの一角として長く活躍してきましたが、2022年の10勝を最後に二桁勝利がありません。今季は防御率こそ2.51でしたが、登板機会は7試合(6先発)しかなく、勝ち星も4勝に終わっています。来年は36歳となり、多くの活躍を見込めないことから決まるのが遅いのかもしれません。

 

 海外FAの則本に関しては、MLBのウインターミーティングが終了したので、動きがあるとすればこれからになるでしょう。また、今季はクローザーの立場でしたが、もともと先発だったので、再転向を含め巨人が調査に乗り出している、といった情報もあります。ただ、彼も34歳となっていますから、そこをどう判断するかで今後も変わってくるでしょう」(スポーツ紙記者)

 

 辰己はどうか。28歳で、ゴールデングラブ賞を2021年から5年連続で獲得、2024年には最多安打者賞にも輝き、まさに脂がのっているが、この記者は「むしろ決まるのは一番遅く、もしかしたら残留となるのではないか」と続ける。

 

「辰己は当初、ポスティングでのMLB移籍を目指したんですが、楽天からの許可が下りず、仕方なく取得していた国内FA権を行使したわけです。そのため出遅れた感は否めず、いまだ候補の球団すら聞こえてきません。

 

 じつは、辰己に対して各球団が懸念していることがあるんです。それは、たびたび物議を醸す問題行動です。とにかく、思ったことを後先考えずに口にするんですよ。

 

 らしさ全開となったのが、昨年11月におこなわれた『プレミア12』の決勝戦を前にしての “ひと言” でした。

 

 辰己は、『もし(台湾に)負けたら投手に転向します』と宣言したんです。ただ、結果は0-4で日本の完敗。試合後に投手転向について尋ねられると、『来季に向けて明日からすぐトレーニングやバッティング練習に取り組みたい』とあっさりと前言撤回。

 

 台湾のファンだけでなく、日本のファンからも『調子に乗りすぎ』『二度と代表に呼ぶな』とお叱り投稿が相次ぎました」(同前)

 

 辰己の突拍子のない行動はほかにもある。

 

 2024年11月28日におこなわれた『第53回 三井ゴールデン・グラブ賞』の授賞式では、スーツから髪の毛、顔まで、見えるところすべてゴールドに塗った姿で登場。司会者から「コンセプトは?」と聞かれると、「何の話ですか?」と “辰己節” 全開でまったく臆する姿はなかった。

 

「これがいつもの辰己なんです。歯に衣着せぬ発言は当たり前で、いいときはうまくハマって笑いが取れるわけです。でも、多くはそうではなく、楽天の関係者も『今日は何を言い出すのか』と戦々恐々としていました。

 

 実力は申し分ないんですが、野球以外の部分で独特というか、ときに炎上も辞さないので、獲得に名乗りをあげる球団はないかもしれません。

 

 楽天の石井一久GMは『FAでどこかに行くなら応援しますし、残るなら歓迎します』と語っていますが、はたしてどうなることやら……」(スポーツ紙デスク)

 

 型にはまった選手ばかりが目立つ昨今、真逆の辰己のような選手は希少価値と言えなくもないが……。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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