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もう負けられない!WBC米国代表「覇権奪還」へ本気すぎるメンバー選出…日本連覇を阻む “史上最強チーム” の高い壁

スポーツ 記事投稿日:2025.12.20 16:25 最終更新日:2025.12.20 16:25

もう負けられない!WBC米国代表「覇権奪還」へ本気すぎるメンバー選出…日本連覇を阻む “史上最強チーム” の高い壁

第5回WBCで優勝した日本代表(写真・共同通信)

 

 2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。覇権奪還に燃えるアメリカが、ついに本気になったようだ。

 

 MLBは12月18日(日本時間19日)、2025年ア・リーグのサイ・ヤング賞(CY)に輝いたタリク・スクバル投手(デトロイト・タイガース)が代表入りすると発表した。すでにナ・リーグの同賞に輝いたポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)も代表入りを表明している。投手最高の栄誉に輝いた2人が代表で揃い踏みとなれば、アメリカにとっても初めてのことだ。

 

「MLBは、第1回のWBCから『その時代の “最強チーム” を選んできた』と宣言していますが、ファンは誰一人として信じていなかった、というのが現地評です。確かに、第1回のデレク・ジーターやケン・グリフィ jr.に始まり、前回大会のムーキー・ベッツやマイク・トラウトまで、野手は多くのスーパースターが出場しました。

 

 しかし、投手となると、CY受賞者のロジャー・クレメンスとR.A.ディッキーは、それぞれ第1回と第3回に参加していますが、それ以外はどの大会でも “スーパーエース” と呼べる投手の参加は皆無と言っていい。だからこそ、現地のファンは “最強チーム” とは呼ばなかったのです。

 

 ところが、来年の第6回では、2人のCY投手に加え、15勝でナ・リーグの最多勝と最多奪三振の2冠を獲得したローガン・ウェブ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)など二桁勝利をあげた先発投手が6人も参加します。本気度が、前回までと違うんです」(現地記者)

 

 救援陣に目を移しても、とてつもない剛速球を持つ投手の参加が決まった。2025年シーズン中盤、オークランド・アスレチックスからサンディエゴ・パドレスに移籍したメイソン・ミラーだ。若いころから、その豪速球は注目の的だったが、今夏には104.1マイル(約167.5km)を記録。もし日本人選手が対戦するとしたら、まさに “未知との遭遇” となるだろう。

 

 さらにクローザーのデビッド・ベッドナー(ニューヨーク・ヤンキース)も代表入りしているため、先発陣だけでなくブルペン陣にもスーパースターが揃ったことになる。

 

「野手陣ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が早々と主将に就任し、それに誘導されるかのように、各ポジションにスーパースターが揃いました。投打ともに、過去最高の陣容となったことは間違いありません」(同)

 

 では、なぜアメリカは、ここまで本気になったのか。

 

「日本の存在がそうさせたんです。これまでWBCは5回開催されていますが、優勝は日本3回、ドミニカ、アメリカが各1回です。ベスト4進出に関しても、日本は全大会で達成していますが、アメリカは3回と、これまた日本が上回っている。野球発祥の国・アメリカとしてはプライドをズタズタにされたわけです。

 

 しかも、MLBでは大谷翔平が席巻している。正直、こうした事象を許せないファンもいますから、まずはWBCで国としての威厳を取り返そうと必死なわけです」(同)

 

 今回のアメリカには、たしかに素晴らしいメンバーが集まっている。連覇を目指す日本にとって、それはとてつもない高い壁となることは間違いない。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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